文学フリマ東京37でフロア別のカテゴリー分布が気になったので塗り分けた結果…

2023-11-06

とりあえず途中、何度も心が折れたよ\(^o^)/

もっと規模の小さい文学フリマでやれば良かったのに……マヌケなタヌキよ……

でもやり遂げました……!

そしていろんな気付きもあり、SNSに上げたら自分史上最高に閲覧数もお気に入りもRPも伸びましたwww
(みんな気になってたのね……)

承認欲求が満たされるわー……😜

初めて文学フリマに行くけど、何が準備したほうがいいか不安……という方は
【文学フリマの楽しみ方】一般来場編1・事前準備は何をする?
【文学フリマの楽しみ方】一般来場編2・イベント当日とその後について
なども参考にしてくださいませ。

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フロア別のカテゴリー分布

回を重ねるごとに規模を拡大してきた文学フリマ東京。
2023年11月11日開催の文学フリマ東京37は、流通センター全館使うため、第1展示場・第2展示場1階・第2展示場2階と、3フロアに分かれています

自分のブースの周辺はどんなカテゴリーが集まっているのか気になり……
また、お目当てのカテゴリーはどこに集まっているのか、興味引かれるカテゴリーが多いフロアはどこか……ひと目でわかるものがあるといいのかなと思いました。

……というか、多の同人誌即売会イベントでは会場配置図にジャンル別(カテゴリー別)の図があるケースもあるのですが、文学フリマではないよなと思ったので……

「欲しいものがないなら、自分で作ればいいじゃない?」

……ということで作業スタート。
そして、出店者の多さに、何度も作業中、心折れるのでした……

第1展示場

第1展示場は全面使うと一番広いフロアですね。そして過去2回、読酌文庫が出店した際も第1展示場での開催でした。

今や全館使用……それでも出店者多数につき、抽選が行なわれる規模にまでなっており、2024年後半に開催する文学フリマ東京39では東京ビッグサイト進出が決定しています。
いやぁ、すごい!

そんな第1展示場のカテゴリー分布としては、詩歌とノンフィクション、そして一部の小説カテゴリーが目立ちます。
そして、第1展示場に配置された出店者さんの見本誌コーナーは、一般来場入り口左手です。

詩歌のなかでは「川柳・短歌・俳句」「現代詩・散文詩」が定番といいますか、出店者の多いメジャーカテゴリーのようですね。

というか、詩歌はほかカテゴリーと比較して、細分化が難しいのかもしれません。主に形式で区切られていますけれど、ジャンルで分ける(季節とか感情とか?)のはなんか違うのかなって気がしますしね。

ノンフィクションでは「エッセイ・随筆・体験記」が圧倒的!

何気ない日常だったり、レアな体験談だったり……自身の身近にあるテーマで書けて、キラリと光る個性も見せられる、そんなカテゴリーに思います。

一部の小説カテゴリーとしては、「短編・掌編・ショートショート」「児童文学・絵本」「純文学」が固まっています。

あと「その他」もありますが、こちらは文学フリマ事務局さんや、企業出店が目立つ印象です。

第2展示場1階Eホール

第2展示場1階Eホールはほぼ小説のフロアという状態です。あと、第2展示場での宅配搬出受付もこちらに……。

ただし、「短編・掌編・ショートショート」「児童文学・絵本」「純文学」は第1展示場に固まっていますし、2階のFホールに集まっている小説カテゴリーもあるので……複数のカテゴリーをチェックしたい人はあちこち歩かないといけないかも?

このフロアで出店者が多いなーと感じるのはやはり「エンタメ・大衆小説」
(読酌文庫もこのカテゴリーで出店していますので、よろしければ「え-17」にもお立ち寄りください/宣伝)

次いで「ファンタジー・幻想文学」や「SF」「BL」などが多く、切なさや甘酸っぱさがあるかもしれない(?)「恋愛」「青春・学園」「百合」カテゴリーは近くにまとまってます。

「ホラー・怪奇」と「妖怪・もののけ」も多少、親和性あるカテゴリーだからか、近い配置です。

第2展示場2階Fホール

第2展示場2階Fホールは評論・研究がひしめき合うゾーンと、一部の小説ジャンルが集まるゾーンがある感じです。
また、第2展示場に配置された出店者さんの見本誌コーナーもこちらのフロアです。

カテゴリー分けしてて感じたのは、評論・研究っていろんなジャンルがあるなぁ……と。それぞれにライトな読み物から、ディープな記事まで、さまざまな作品があるのでしょう。
(評論系は私も好きなのですが、主に見るのはグルメ系が多いです)

というか、ほかの即売会イベントだと「評論・研究」とか「情報・評論」という分け方で一括りにされてるケースも多いと思います。(評論系のオンリーイベントは別)
こういう部分も文学フリマの特徴かもですね。

一部の小説カテゴリーとしては「ライトノベル」「歴史・古典」「海外文学・翻訳」「戯曲・シナリオ」「アンソロジー」「その他」がこちらに集まっている様子。

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カテゴリー分布で思ったこと・気付いたこと

よりによって何で一番、出店者の多い文学フリマでこんなことをやってしまったのかと、作業中何度も心が折れました。

なんとかやりきって、達成感がある反面……
もっと見やすい色分けができたんじゃないかとか、文字の入れ方ももっと配慮すべきなんじゃとか……いろいろダメ出ししたくなりました。

でも、すいません、今回はこの辺で許してやってください。

そして、カテゴリー分布に思ったことや気付いたことを書いておきます。

ところどころ、飛び地がある件(文学フリマらしい現象)

色分けしていて気付いたのですが、所々、飛び地のような感じでカテゴリーが固まっているゾーンから外れたところにいらっしゃる出店者さんがいるんですね。
これも文学フリマの特徴的なところというか、隣接合体申込の都合でそうなったのではないかと……

……そういう予測をしていたら、ビンゴだったようで。
(もしかすると、それ以外の事情で離れた場所に配置されたケースもあるのかもしれませんが)

ほかの同人誌即売会イベントでも隣接合体を申し込めるところはあります。

でも、ほとんどの場合、「隣接は同一ジャンルかつカップリングで」というルールだと思います。
(主人公の嫁が「幼馴染み派」と「お姫様派」が隣接したり、「A×Bサークル」と「B×Aサークル」が隣接したりすると、そこが決闘や戦争が起きかねませんし……)

文学フリマは出店カテゴリーの縛りなしで隣接できるので、活動のジャンルや方向性が違う友人同士やグループでも隣接できるのは面白いですね。
(今後のルール変更等で変わることもあるかもですが)

配置決めるの、大変なんやろうなぁ…(運営の方々お疲れ様です)

どのカテゴリがどのフロアに配置されてるか、出店者さんも一般来場予定の方も、いろいろ思われることはあると思うんですよ。

自分のカテゴリーは端っこに追いやられてる……😭

とか

あのカテゴリーはフロア内の良い位置にあって優遇されてる!😠

とか

なんであのカテゴリーとこのカテゴリーが別フロアなの?😥

とか……。

ただ、こればっかりは悩ましいというか、全部を叶えるのは無理ゲーというか……

会場面積は有限。
そこにまとまり良く、フロアごとの面積に合った配置を考えると、時に「あちらを立てればこちらが立たず」にもなるんじゃないかと。

知恵を絞って決まった結果が、この配置ではないかと。

だから、配置による売上への影響や当日の回りやすさの違いは否定できないけれども、全部をクリアするのはどう考えても無理だろうから、「そういうもの」と思うしかない。

Webカタログのキーワード検索も活用推奨

カテゴリーごとに多い・少ないの差が結構あるんですよね。

ただ、出店者さんのなかには、複数のカテゴリーに属するような活動をされてるケースも多いです。

  • 今回は「小説|純文学」カテゴリーで出店したけど、写真詩集も出してる
  • 「小説|青春・学園」カテゴリーで出店してるけど、作中にはミステリー要素もある
  • 百合っぽいのも日常ミステリもかいてるから「小説|エンタメ・大衆小説」で出店してる
  • いろんなジャンルで書いてて、その時の新刊に合せたカテゴリーで出店してる

などなど……さまざまなパターンがあると思います。

なので、余裕のある方はWebカタログをチェックする際、カテゴリー別で見るだけでなく、キーワード検索を使って、読みたいテーマやシチュエーションでも探すことをオススメします。

文学フリマ東京37のWebカタログはこちらです

第2展示場1階Eホール「え-17」の読酌文庫もよろしくお願いします

最後にちょっと宣伝です。

今回、自分の好奇心と承認欲求を満たすため(?)、フロア内のカテゴリ分布を塗り分けた読酌文庫は、文学フリマ東京37において第2展示場1階Eホール「え-17」の配置です。

カテゴリーは「小説|エンタメ・大衆小説」なのですが、エッセイ系のものとインタビュー企画本もあります。

Webカタログに各種紹介を載せておりますので、興味を持たれた方は立ち寄っていただけると嬉しいです。

ペーパー類の無料配布もあります。

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