【イベント参加レポート】文学フリマ京都9に出店しました【2025年1月19日開催】

2025年1月19日開催の文学フリマ京都9に出店しました。
参加された皆さまお疲れ様でした。運営の方々、お世話になりました。
そして、読酌文庫のブースに当日お越しくださったみなさま、ありがとうございました!

広告

文学フリマ京都9:読酌文庫のラインナップ

文学フリマ京都9 読酌文庫のおしながき

頒布物のラインナップは、2週間前に参加した「もじのイチ」とほぼ同じ。
ただ、インタビュー本『とつげき隣のヒトハコさん』は外し、文学フリマ出店5周年記念振る舞いステッカー(無料配布)を加えました。

文学フリマ京都9:当日の様子

今回の文学フリマも、会場設営から参加できました。
あんまり眠れてなかったんですけど、体は動いていたほうかな?
途中、手持ち無沙汰になりつつも、机と椅子を運んだり、掲示物を貼り付けたり、配布物を撒いたり……

9時40分くらいには作業が終わって、出店者は自身のブース設営に入れる段階になっていたかと思います。
多分、このタイミングで、会場外に待機していた出店者さんたちも、入場開始になったんじゃないかな?

余裕を持って自分のブースを設営できたので、挨拶しようと思っていた出店者さんを何人か回ったのですが……
設営作業されていたり、まだ到着されていなかったりして、この時間帯に挨拶回りしても、メリットはあんまりないかな? という印象でした。

試し読みコーナー(旧見本誌コーナー)はかなり圧縮されており(募集以上に出店者を受け入れている関係上、面積的に仕方ないけど)、うーん、これは見本誌が埋もれるリスク増し増しやなぁ……

開場直後はまったりと

そうして11時を迎え、文学フリマ京都9開場です。
たくさんの人が入ってきましたが、読酌文庫の所へ真っ先に来る人はあまりいないので()、早くも買い回り&挨拶回りにウロチョロし始めるワタクシ。
開場から30分くらいは、自分のブースを空けてウロチョロしてましたかね……

ずーっと空けてるわけにも行かないので、ほどほどで自分の場所に戻ってお店番。
毎度毎度、まったく手に取ってもらえなかったらどうしよう、今日の頒布数0だったら悲しいなぁ……
なんて、後ろ向きな気持ちがやってくるのですが、ゼロ状態は回避できました。

開場直後から大賑わいという感じではなかったですが、ほどほどに人が行き交い、足を止めてくれる人がいてという感じ。

あ、でも、小説カテゴリーは奥のほうに有名作家さんが出店するブースがあったのですが、そこは文学フリマのスタッフさんが整列誘導に入られるほど賑わっていましたね。
13時、14時ごろまで列は途切れなかったような?
出入口近くとか、両隣に出店者がいる列の並びに配置されていたら、通行の妨げになったり、周辺ブースへの影響が出たりしたと思うので、良い采配じゃないかと思います。

1時間も過ぎると会場全体が温まってきました!

開場から1時間も過ぎると、会場全体が温まってきて、何なら暑いと感じる程。
会場設営から参加していたので、ずっとアウターは脱いでいましたが、もっと薄着でも良かったかと思うくらいでしたね。
そして、人の流れも増えました。

読酌文庫は13時以降に訪問者が多かった印象

なんとなく、読酌文庫のところにいらっしゃる方は13時以降が多かった印象です。
一箱古本市でお世話になっている方、知り合った方などにもお会いできました。

途中、あんまり小説本が出てないなー……と感じたのですが、13時以降に買って行かれる方が多かったようにも思います。
何だかんだで、今年頒布し始めた短編集は一番冊数が出ました。

「書くこと」に関する自己肯定感が回復できました

まったりペースながらも、普段通りに読酌文庫の頒布物は売れていきました。
振り返ってみると、昨年9月の文学フリマ大阪12より、やや少ない程度?

そして、

「以前、○○の本を買って、文章が面白かったです」
「noteの記事読みました」

などなど、出店中、温かい言葉をいただくことがありました。
それで少し、「書くこと」への自己肯定感が回復できた気がします。

現在、私は仕事で「書くこと」をしています。
なんやかんや、副業で始めたころからカウントすればそれも5年が経過しました。

それなりに件数をこなして、実績を作り、2023年は軌道に乗ってきたのかなと実感できたのですが……
2024年に大きな落ち込みが着てしまい、スランプといいますか、つまずいているといいますか……
結果として、自分の書くもの・書いたものに自信が持てなくなっている現状です。

「わかりやすく書けていないんじゃないか」
「ニーズを満たす文章を作れていないんじゃないか」
「執筆ルールは守っているけれど、これでは読みにくのではないか」
「そもそも、私が書いた文章に価値はあるんだろうか」

仕事で「書くこと」をするたびに自信が目減りして、「書くこと」への自己肯定感が下がっています……

でも、文学フリマ京都9でかけていただいた言葉から、少し前向きな気持ちになれました。
本が売れたことで、書いたものを求めてくれる人がいるんだと再確認できました。

「私の書く文章に興味を持ってくれた人がいるんだ」
「私の書く文章にも、ちゃんとした価値があるんだ」
「私の書いた文章が誰かの心に届いたんだ」

正直、今の働き方を諦めたほうが良いのかなと考えもしたんですが……
もう少し、足掻こうかなと思えました。

……でも、僅か数日で回復分は消費されてしまったんですけどね。

通販と次回予告

ただ今、BOOTHにて自家通販の対応をしています。
匿名配送も選択可能です。

個人間の通販はちょっと…という方は、委託先もどうぞご利用ください。

架空ストアでは『はなり亭で会いましょう1』を特別価格500円にしています!
ちょっぴりお得。
何かのついでで構いませんので、よろしくお願いします。

読酌文庫の次回イベント参加予定は、2025年2月9日の文学フリマ広島7です。

文学フリマ広島7 出展情報

開催日時:2025年2月9日(日) 11:00~16:00
会場:広島県立広島産業会館(広島県)東展示館 第2・第3展示場
読酌文庫の配置はB-23、小説|エンタメ・大衆小説カテゴリー
文学フリマ広島は入場無料で楽しめます!

Webカタログも公開中ですので、気になる出店者をチェック!!!→こちら

広告

文学フリマ京都9への出店に関する裏話

以下オマケ?
具体的な数字はぼかしていますが、今後、文学フリマへ出店される方の参考になれば幸いです。
あと、自分用のメモも兼ねて……

搬入量はどれくらい?

スーツケースと紙袋に詰めて運べる程度を持ち込みました。
紙袋には挨拶回りとかで配る用のお菓子とか、自身の補給アイテムとかも入れていたので、頒布物と什器はほぼスーツケースの中に収まっていたかと思います。

宅配搬入したほうが楽ですけど、送料かかるし、地元のイベントだからサクサク移動できるし、頑張れば運べる重さだしってことで今回は手運びを選択。
宅配を使うか否かは、悩むところなんですよね……

それでザックリとした搬入数ですけど、小説作品をメインに頒布したいと思っていたので、『はなり亭で会いましょう』は1巻を10部、2巻以降は2部ずつ、新作の短編集は15部。
その他は10~5部ずつくらいにしました。

どれだけ頒布できた?

最終的な頒布数は、昨年の文学フリマ京都8と同程度、文学フリマ大阪12よりは少ないくらいでした。
グッズ(酒飲みに贈るステッカー)は一部の柄が売り切れましたが、本は持ち込み分完売とはならず、持ち込み数の3分の1から半分くらいがはけた感じ。

まぁ、京都・大阪の文学フリマなら、これくらいが読酌文庫の実力なのかなー……という感じですかね。
本音はもうちょっと頒布したかった。売れてほしかった。

いや、東京行ったらトータルで1桁しか売れない小物風情が贅沢言うなって?w

告知活動はどうした?

毎度、試行錯誤している告知活動。
少しは手応えがあったかな? と思いつつも、まだまだ改善点はあるかなーと思うのでした。

X(旧Twitter)を使ったツリー型の告知投稿と応援リポスト

X(旧Twitter)での告知はいつもの通り(?)の手法で、基本的に1イベント1ツリーで告知投稿がつなげるよう心がけています。

今回は↑この↑ポストを起点に、配置やら、頒布物の個別紹介やらのツイートをつなげる形にしていました。

ときどき、セルフリポストでフォロワーのタイムラインに上げ直したり、ハッシュタグ付きのセルフ引用してタグ検索でリバイバルヒットするように小細工したり……。

あと、応援RPも積極的にやっています。
フォロワー数300台のアカウントですけれど……フォロワー以外がRPすることで、投稿が拡散される機会を増やせると思うのでね。
一緒に盛り上げて、告知内容を広めましょうの精神です。

noteを使ったカウント記事の投稿

文学フリマ大阪12の時にやったように、noteを使った告知プロモーション的な投稿もしておりました。
大阪のときは「あと70日」からのカウントダウンでしたが、今回は「あと100日」からのカウントダウンでスタート。

途中、カウントダウンとは関係ない投稿も挟みつつ、文学フリマ絡みのハッシュタグを付けてちょこちょこ投稿していました。

その甲斐あってか、今回「noteの投稿読んでます」とのお言葉をいただくこともあって、noteを使った投稿も文学フリマの告知に有効なのかなと感じるようになりました。

有益情報の発信で好感度アップ施策

……で、自分の頒布物をアピールして、私を見て! 私の所に来て!! 私の本を買って!!!
という発信も、告知活動においては重要です。

でもぶっちゃけ、そればかりだと、鬱陶しいと感じる人もいるんじゃないでしょうか?
まぁ、その人の人柄とか告知頻度とか見せ方の問題もあると思うんですけれど……

別に「ガンガン告知するのはウザいしマナー違反」みたいな、謎理論を言いたいんじゃないんです。
そんなんね、やりたいように、やらはったらええんよ。

ただ、読酌文庫の好感度を高めて、認知度を上げようと考えるなら……
自分の利益だけじゃなく、他者の利益になる行動も必要かなと考えているわけです。

そんなわけで、自分のアピールだけじゃなく、有益情報の発信も挟むよう心がけています。

そうすることで、フォロワーが増える可能性が高まるじゃないですか?
そしたら、フォロワーになってくれた方は、私の投稿を目にする機会が増える……
有益情報が目当てだけれど、たまにはそれ以外の告知投稿が目に留まるかもしれない。

このやり方は、回りくどいかもしれません。
でも、1回の出店だけでなく、継続的に活動するのであれば、地固めといいますか、自分のファンを増やすことになるのではないかと……。

そんなわけで、今年も塗り分けマップを頑張ります!

もちろん、有益情報は塗り分けマップに限らないでしょう。

  • 出店するときのコツ
  • おすすめの持ち物
  • 会場周辺のおすすめスポット
  • 会場に行くときにおすすめのルート案内

一例ですけど、有志によるこういった情報は他の出店者・参加者にとって有益です。
同じような投稿を他の方が既にされているケースもありますが、発信者が変われば着眼点も変わるもの。
おすすめの持ち物も人気出店者と駆け出し出店者では違う部分もあるでしょうし、おすすめスポットも観光か食事か打ち上げかで変わります。

余裕があるなら自分の告知をする傍ら、有益情報も提供できると、好感度アップ・フォロワー増からの告知効果ブーストを狙えるのではと思っています。

他薦投稿で好感度アップ施策

自分以外の存在をPRすることも、最近取り組んでいる施策です。
「文学フリマで気になる本」「文学フリマでお勧めの本」「文学フリマで買った本」のハッシュタグで、こんな作品があると紹介するのも、文学フリマ京都9に合わせてやりました。

基本的に、他者から作品の紹介やおすすめとして挙げられて、嫌な気分になることはないはずです。
(間違った情報を伝えないよう注意が必要ですが……)
紹介された側は自動的に告知されるわけですし。

あと、自薦よりも他薦のほうが、第三者は素直におすすめ情報として受け取れるのではないかなと思っています。

自薦だと「盛ってるんじゃないか」「セールストークで大げさにアピってるんじゃないか」という目を向ける人もいるんじゃないでしょうか。

実際、お店が出してる広告より、利用者の口コミ投稿のほうが参考になるケースってありますよね?
それと同様のことが、こうしたイベントでも起こりえるんじゃないかなって。

何より、私自身、フォロワーさんの感想とかおすすめコメントとかを見て興味を持ち、文学フリマでどの本を買うか決めることが結構あるんです。
だから、他薦すると、紹介対象からの好感度を獲得しつつ、他の誰かの参考になる有益情報を出せる。
イベントの盛り上がりにも役立つし、巡り巡って自分の頒布物を手に取ってもらう機会にもつながるんじゃないかなーと期待しています。

純粋な応援じゃない……腹黒いですな……

広告