2022年の創作振り返り(#創作2022_23)

今年1年の活動まとめとして、「創作TALK」さんの企画に乗っかって書き綴ってみることにしました。

自分のツイートやブログ、noteへの投稿履歴、スケジュール帳のメモなどを見返して、ひと月ごとの出来事を振り返って参ります。

ダラダラと長い記事になっておりますが、ご容赦いただけると幸いです。

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もくじ

2022年の幕を開ける1月は幸先良く

一年の計は、な新年。昨年に思い切った決断をして、名ばかり文筆家になっているのですが、創作活動だって頑張りたい。文学フリマと関西コミティアへの参加予定もあり、2022年の創作が幕を開けます。

なお、商売繁盛にあやかろうと、十日戎のお参りも行ってきました。

2022/1/9 テレッテレー タイガー

2021年に存在を知って、参加するようになったTwitter上の創作DAY「テレッテレー」
なんかね、定期的に時間を決めて創作するぞ! って行動すると、頑張れる気がするんですよね。

年に1冊は「はなり亭で会いましょう」の本編を刊行したいと思っているので、この日の作業会で執筆を進めました。
振り返ってみて思うのは、3巻は色々好き勝手やり過ぎたかなというところ。
読んでくださってる方々、付いてきてくれてるかしらとちょっぴり不安です。

それから、文学フリマ京都合わせで出してみようと思い立ったエッセイ本のようなものも、ここで執筆を進めました。

2022/1/16 文学フリマ京都

もはやライフワークの一環となりつつある、文学フリマへの出店。
1月の京都が文学フリマ始めとして恒例行事化しているのだけど、2021年は中止に追い込まれてしまったため、文学フリマ京都への出店はこれが2回目なんです。
見本誌コーナーが戻ってきてたのが嬉しかったな。
やっぱ見本誌コーナーって重要だと思うんですよね。

新刊「Webライターになった田貫朔子の話」

勢いでWebライターやってる自分の話を書き綴ったエッセイ(コピー本)を作成したところ、意外な売れ行きでびっくり。
まぁ、自虐的な価格設定をしたのも一因かもしれないけれど、関心が高まってる分野なのかなと。
あと、エッセイというジャンルの人気? 需要? も、要因か?

2022/1/23 関西コミティア

日程が被らなかったので、文学フリマ京都の翌週は関西コミティアへ。
頒布量はおおむね予想通りという感じだけれど、小説本をまとめ買いしてくださる方も居て嬉しかったです。

2月は仕事に追われていた

1月の戎さん御利益なのか、仕事に追われる2月でした。
だからいまひとつ、創作系の記憶がこの時期ないのです。

この時期、めっちゃ頑張ってたんですよ、ホント。
でも空回りだったというか、チャンスをモノにできてなかったんだって、後になって気付くことに……。

3月になり「はなり亭」3巻を出したいという気持ちが強くなる

1月あたりから、今年中に「はなり亭で会いましょう3」を出したいと思っていたのですが、5月に文学フリマ東京遠征して、そこで華々しくシリーズ最新巻をお披露目したいなって気持ちが強くなりました。

……同時に、先月とは打って変わって、仕事面に陰りが……

2022/3/12 テレッテレー ピーチ

この創作DAYでは、文学フリマ東京に向けて、新刊で出そうと目論む「はなり亭で会いましょう3」の原稿を進めます。

大筋は決まっているのだけど、実際に話として書き起こすのって時間も労力もかかるんよね。
しかし印刷費を抑えるため、なるべく早めに入稿したいから、〆切とも戦いもあって……

仕事がないのをいいことに新刊原稿に精を出す4月

ここに来て、仕事の相談が激減しました\(^o^)/
仕事は頑張るだけじゃダメなんです。結果出してナンボの世界。
それを痛感させられましたよね。

で、時間が結構できてしまったので、これ幸いと(?)「はなり亭で会いましょう3」の原稿に精を出すのでした。

奮起して動き出す5月

イベントに向けた原稿と平行し、かねてより温めていたインタビュー企画を始動。
これが仕事にもつながれば良いなと、淡い期待も抱きつつ、謙虚に、誠実に。

そして、文学フリマ東京に向けた準備も忙しくなってきます。

「とつげき隣のヒトハコさん」の取材スタート

記念すべき第1回目の取材体験かつ、お宅訪問を経験。
いつか取材する時のためにと購入していたレコーダーがようやく日の目を見ました。

2022/5/15 テレッテレー フレッシュ

創作DAYでは、文学フリマ東京への準備作業を進めました。
原稿も書き終わって入稿完了。
諸々の準備作業で、心は自然と沸き立ちます。

2022/5/29 文学フリマ東京

2020年11月ぶりの東京遠征。
前回の反省も活かし(?)事前の告知も力を入れて、当日、スペースで足を止めた方に積極的にペーパー配布を行なったものの、まだまだ東京のイベント規模を生かし切れなかった印象。
規模が大きい≠売上が増える、を改めて実感したイベントでもありました。

もっと、読酌文庫という存在を、「はなり亭で会いましょう」という小説を認知してもらうにはどうすれば良いか……?
絶えず発行物を買い求めに来てくれるサークルさんは何をしているのか?
そもそも、作品の魅力がないのか? マイナーなのか?
考え、見直すことはいっぱいありそうです。

新刊「はなり亭で会いましょう3」

せっかくならと、イベント合わせで発行した「はなり亭で会いましょう3」
いろんなことが動き出す展開を書けて満足なのだけど、これをどう終結させるのか。広げた風呂敷のたたみ方を考えなければなとも思うところ。

というのも、何となく自分がこのタイトルで書きたいと思っていたことが、だいたい出尽くしてきた感じがあるので、区切りよく(?)4巻で完結させたいんですよね。

でも、全部が全部、キレイにまとまる必要もないのかなって思っていて、そりゃ、スッキリ全部が丸く収まれば気持ちイイのかもしれないけど、なんかリアリティがない気がしていて。
だからといって、一番気になるところが宙ぶらりんで終わるのも不完全燃焼になるだろうから、さじ加減に悩みますね。

なお、「はなり亭で会いましょう3」は、以下のお店にて委託販売いただいてます。

新刊「乙女ゲームでしか摂取できない貴重な栄養素について」

1月に書いたエッセイに続き、今回もタラタラと自分のことを書き綴ってみました。
でも今回はお仕事系ではなく、趣味系の話。
しばらくやる機会がなかったのですが、昨年末にNintendo Switchを購入してしまい、お気に入りの乙女ゲー最新作をプレイしたら、いろんな思いが蘇ってきたのでしたためました。

2022/5/28~29 ノベル屋さん

文学フリマ東京と同時期に、委託系のイベントもあったので参加しました。

新しい企画に忙しく動く6月

期待や反省を繰り返しながらたどり着いた6月。
インタビュー企画「とつげき隣のヒトハコさん」もいよいよ記事公開の運びとなりました。
また、自作小説を違う角度からコンテンツ化できないかと思い、料理コラムを書き始めたのもこの頃です。

「とつげき隣のヒトハコさん」を連載開始

文学フリマ東京への出店準備などもあり、取材後の内容まとめるのに時間がかかったけれど、6月になってnoteでの記事公開がスタート。
記念すべき1回目は星月夜さん。

同時に5月から進めていたアポ取りの結果、6月は取材も重なりましたね。
デイリーマザキさん、月の下でさん、虎月堂さん、もお世話になりました。

「はなり亭の料理から」を連載開始

創作小説以外の作品もあった方がいいのかなという気持ちもあって、自作小説を違う角度から紹介する様なものを書けないかと、noteにて作中に出てきた料理を取り上げたコラムらしきものを連載。
週に1~2回ペースで投稿し、10編書いた7月下旬で一時休止しています。

のちに、この連載に使った文章の一部と写真を使ったポストカードも作ってみることになるのでした。

架空ストアで委託スタート

Twitterでたまたま見つけた委託のお店が良い雰囲気だったので、委託販売の申し込みをしました。
審査とかそれなりに時間かかるのではと身構えていましたが、トントン拍子というか、とってもスピーディーな対応で委託販売まで進められました。

はなり亭で会いましょうの1~3を現在、委託いただいております。

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秋に向けた準備も意識し始める7月

6月から引き続き、「とつげき隣のヒトハコさん」企画の動きがいそがしくなり、9月のイベントのこともそろそろ考えねばなという時期になりました。

「とつげき隣のヒトハコさん」の活動も活発に

ヒトハコさんへの取材と文字起こし、記事化という流れにもだんだん慣れてきました。
7月は粟根書房さん、ぽんつく堂さん、お世話になりました。

2022/7/16 テレッテレー オーシャン

夏の創作DAYでは、クリップスタジオペイントEXの環境設定を見直したり、ドット絵を作ったり、イベント企画のアレコレをまとめたり……

ドット絵のために「edge」をパソコンにも入れました。

ぽんつく堂にて「はなり亭で会いましょう3」の取扱スタート

ヒトハコさんの取材をすると同時に、いつも委託販売でお世話になっている「ぽんつく堂」さんに「はなり亭で会いましょう3」を卸しました。

よろしければポチポチッと購入いただけると嬉しいです。

8月はハンドメイドにハマる

細々したハンドメイドもやりたくて、クロスステッチとできあがった刺繍でくるみボタン作りをし始めたのはたしかこの頃。
ハンドメイド雑貨の制作・販売も憧れるんですけど、費用&作業時間の対価としての価格設定が難しいですね。
現状、超安価or何かのサービスというか達での頒布に留めています。
だって……100均行けば、可愛くてクオリティ高い雑貨があるんですもん……。

ここに来てインタビュー企画をやってきた成果なのか、オンライン番組の記事化案件とか、取材音源からの記事書き起こし案件とかの仕事が受けられるようにもなりました。

2022/8/6 大津京本の夜市

久しぶりに古書販売系のイベントへ出店しました。
で、古書販売系のイベントなんだけれど、5月に出した「はなり亭で会いましょう3」を買い求めてくださる方もいて、なんだか持っていった古書よりも自作本の方が売れるという事態に。

また、クロスステッチのくるみボタンもこの頃から頒布を開始。
値段付けがわからず、夜店のサービス品という感じで、来てくれた方にプレゼントしていました。

メッセージでの取材作業も

「とつげき隣のヒトハコさん」での取材は対面(オンライン含む)でやっていたのですが、時間が取りづらいケースもあって、メッセージ往復での取材も行ないました。

けんじ堂さん、長々とメッセージ対応いただきありがとうございました。

秋のイベントシーズンが始まる9月

取材記事の書き起こし案件では一定の評価が得られるようになり、継続的に仕事を振ってもらえるようになりました。
同時に、インタビュー記事を書くのって面白いなとも思うように……。

そして9月はイベントシーズンです。
かねてより計画していた「とつげき隣のヒトハコさん」のインタビュー内容を本にするべく、忙しくなっていきます。

2022/9/11 そこの路地入ったとこ文庫

以前から参加してみたかったのだけど、すぐに募集満了していて参加できなかった委託系イベント。
ようやくお邪魔することができました。
せっかくなのでと、この時はお得パックなるものを作成してみることに。

2022/9/17~19 みつばち古書部・書肆七味お客さま感謝祭

9月の3連休にヴィスナー文庫さん主催のイベントが開催され、読酌文庫も古書や自作小説などを置かせてもらうことに。
そして、プレゼント向けの出品としてクロスステッチのくるみボタンも提供しました。
こちらのくるみボタンはなかなかの人気だった様子。
お店番にも少し出て、大人の文化祭気分が楽しめました。

でも台風の影響が残念だったなぁ……近所の方は見に来てくれていたけれど、もう少しお出かけ日和だったなら、いろんな人に来てくださいねとアピールもしやすかったはず。
イベント終了後は、みつばち古書部のみんなで打ち上げ交流会もという話もあったのに、台風による交通機関ストップを考慮して取りやめになってしまったんですよね……。

そして、交流会用に準備していたお菓子は、小分けして文学フリマ大阪での差し入れお菓子に変身するのでした。

2022/9/19 関西コミティア

あいにくの台風により、イベント終了時間を繰り上げに。
欠席するか迷ったのだけど……せっかくスペース取ったんだしってことで、雨対策にスーツケースで搬入して参戦。
状況的に売上0もあり得るなと覚悟していたけど、買い求めてくださる方もいてありがたかったです。
欠席しなくて良かったと思うのはこういうとき。

2022/9/25 文学フリマ大阪

この文学フリマ合わせで「とつげき隣のヒトハコさん」を本にしようと思っていたので、8月後半から9月にかけてバタバタしてましたね。
無事に発行できて良かったです。

そして、新刊となる「とつげき隣のヒトハコさん」がインタビュー本なので、この時はいつものカテゴリ「小説|エンタメ・大衆小説」ではなく「ノンフィクション|インタビュー」を選択しました。

新刊「とつげき隣のヒトハコさん」

かねてよりインタビュー企画としてnoteに連載していたものを冊子化。それもただ、本にするのではなくて、公開記事とは違う文章を書き下ろしてまとめ直すということをやってみました。

書き方の違いとかも見てもらえたらなって思います。

新しい創作も考え始める10月

秋のイベントラッシュ第1弾が一旦落ち着き、第2弾に向けた準備と、その後のことも考えてあれこれし始めることに。

2022/10/9 テレッテレー ハーベスト

この日の創作DAYは寝坊して遅刻。
それでも、モヤモヤ考えていた新しい小説のプロットをまとめてみたりしました。

「はなり亭で会いましょう」以外の、新しい小説を書きたいなという気持ちもあって……でも、どうまとめようか悩ましくもあり……。

11月は以前から予定していたイベントと突発的に参加を決めたイベントと

秋のイベントラッシュ第2弾。
時期的に2022年のイベント納めシーズンでもあるので、気合いも入ります!
そんな状況というのもあって(?)、偶然見つけたオンリーイベントへの突発的な参加を決めるのでした。

2022/11/5~6 紙本祭

もはや年1の恒例イベントとなっている、紙もの全般のピクトスペースイベント。
ピクトスペースのイベントも、もっと慣れないとなーと思います。
アバターでうろちょろ、挙動不審になってばかりです……

この時は、小説の登場人物のなりきりアバターで店番する時間を設けるということもやってみました。
できれば立ち寄ってくださる方と、なりきりで会話してみたかったのだけど……そのタイミングでスペース内に来てくださる方がおらず、延々、独りことを言っておりました。

2022/11/23 セブラボ古本市

長岡京で古本市イベントをやるよと聞いて、参加決定。
当日はあいにくの雨で、もっと雨対策してくれば良かったと反省する部分もありつつ、主催の方々や周りの出店者さんたちに助けられました。
そして、大津京本の夜市と同じ、持ち込んだ古書よりも自作本が売れる現象がまたしても発生。

イベントの場所自体は駅からも近くて、開放的な広場だったから、次回があるなら晴れor曇り空の下、本やハンドメイド作品を並べたいなと思いますね。

2022/11/27 酒の本

何か、ビビッときて、ほぼ突発的に遠征を決めたイベント。
交通費がイタタなのだけど、とても良いイベントだと思えたし、また参加したいなと。

2022/11/26~12/4 サントミ

3年ぶりに開催となった、リトルプレスやZineの集まる委託型イベントに参加。
2019年に参加したときは「にほんしゅにっき」「にほんしゅもんだい」を出していたのだけど、今回は「はなり亭で会いましょう」1~3と、9月に出した「とつげき隣のヒトハコさん」、そして「Nomu-Yomu酒語り」を委託。

1年を振り返る12月、そして新しい年へ

あっという間に過ぎたように思えて、ひと月ごとに振り返ってみるといろんなことがあったと実感できますね。
12月は来年1月に向けた準備を進めつつ、これからのことも考える時期となりました。

2022/12/17 テレッテレー ボーナス

この日の創作作業会では、1月に新刊として出そうとしている「はなり亭で会いましょう」の番外編エピソードを書き進めました。

イベント当日、無事に披露できますように……!

総括と2023年に向けて

精力的なイベント参加に、新刊も4種発行と、振り返ってみれば結構頑張ったのかな、と思います。
インタビュー企画を始動できたのは、結構大きい収穫ではないかと。

参加した各イベントは、それぞれに見所あり、嬉しい出来事あり、なんですけど、やっぱり反省点というか、まだまだ改善の余地はあるなと思うので、これからの課題です。

最初は自分の小説が形にできればそれで満足でした。
でも、形になったら、多くの人に読まれてほしいと思うようになりました。
もっともっと、お話を展開させたいとも考えました。
きちんとお話を展開させて、多くの人に読まれるにはどうすれば良いか?
もちろん、小説そのもののクオリティは絶対条件なんですけど、見つけてもらえるようにする工夫も必要ではないかなと最近考えています。

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