文芸同人誌即売会「チョビアマ」に参加してきました

三和本通商店街のみんなの図書館「さんとしょ」(兵庫県尼崎市)にて、自作文芸同人誌を売り買いできるイベント「チョビアマ」をされていたのでお邪魔してきました!

  • 事前申込・参加費不要
  • 途中参加・途中退出・中抜けOK
  • 朗読タイムあり

……という感じで、文学フリマや関西コミティアなどとはまた違う同人誌売買の「場」でした。

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「さんとしょ」ってどんな場所?

三和本通商店街にあるのですが、シェア型図書館とでも言えばよいでしょうか。

一箱本棚オーナーになった人が選書した本を提供し、本を借りたい人へ無料貸出(利用には登録が必要・冊数と期間の制限あり)。
店番を条件に、スペースを使って創作物の販売もできるという場所です。

文芸同人誌即売会「チョビアマ」は今回が2回目なんだそう

そんな「さんとしょ」に参加されているにゃんしーさんが呼びかけられているのを見つけてお邪魔してきました。
1回目のときもnoteの告知を見かけたのですが、ちょっと都合が合わなくて……
でも、気になってたんですよね。

……今年は遠征を控える代わりに、気軽に参加できる近隣のイベントを開拓していきたいと思ったんです。

チョビアマは大々的に告知されているわけでもないし、恐らく大規模な集客も考えておられない様子でしたので(noteの告知ページでもすごく売れるイベントではない旨を明記されています)、持込量は楽に運べる程度にしました。
ディスプレイだのポップだのと飾り付けに使うものもほぼ持ち込まず、スペース内に発行物を並べるだけにしました。

お天気は恵まれなかったけれど……

あいにく朝から雨模様で、荷物が濡れないか難儀しましたが(もっと雨対策した運び方にすれば良かった……)まぁ、なんとか……
「さんとしょ」のある商店街はアーケードがあったので、商店街に入ってしまえば傘を差さずに歩けて助かりました。

主催のにゃんしーさんや白昼社の泉由良さんにもいろいろと気にかけていただき、和やかな時間を過ごせました。

参加してみての感想としては「ガッツリ本を売る場」「売上を求める場」というより、何かを書く人や本を作る人同士が交わる場として作用するイベントだったかなという印象です。書き手同士の情報交換だったり、一般書店ではなかなか見つからない創作物に触れてみたり、そういった場所だったように思います。

それから特徴的なポイントとしては、やはり「朗読タイム」の存在。

13時から1時間ほど時間を取られていたのですが、参加者の方々が詩を朗読されていました。
朗読だと文章を目で追って読むのとは違う味わい方ができますし、自身の創作物を受動的に伝えることもできます。

一般的な即売会で自身の創作物を伝えるには、まずスペースで足を止めてもらって、頒布物を見てもらい、手に取って中を確認してってステップを踏まないと、どんな内容なのかが伝わりません。
これは相手が能動的に動いてくれないと伝わらないってことです。
もちろん、相手が動いてくれるよう、こちらもさまざまなアプローチをするわけですけどね。
ディスプレイを目立たせたり、キャッチーなポップを付けてパッ見で分かりやすくしたり、足を止めた人にセールストークしたり……
でも結局、相手がその気にならないことには、手に取って本の中を見ると言う行動にはつながりません。

対して、朗読ならばその場にいる人が受動的に情報を受け取れます。
何となくその場で耳にした内容が気になって、心に残るフレーズがあって、もっと詳しく知りたいと思う何かがあって……本を手にするきっかけになるかもしれない。
……ただ、BGMのように聞き流してしまうだけで終わるかもですけれど、一般的な即売会にはないアプローチ方法だなと思いました。

今回は朗読に参加しなかったのですが(どの部分を読めばいいか決められなくて……)、また機会があれば挑戦してみたいですね。
『はなり亭で会いましょう』の短い番外編なら、そんなに尺をとらずにいけるかな?

帰りは串カツで打ち上げ

いや、やっぱさ、イベントに出たら売上の大小に関わらず、帰りは何か飲み食いしたいやん?
それがないと、終わった感じせーへんくない?

そんなわけで帰りは串カツをいただいて帰ってきました。
お腹も空いてきたし、少し早めの夕飯みたいなもんです。

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