イベント遠征のついでに六本木 文喫を堪能した
今回はもじのイチ参加のため、東京遠征した話の番外編。
2025年1月5日開催のもじのイチに参加するため東京まで行ったわけですが、せっかくなら1泊の日程にしよう、何処か東京の気になるスポットを楽しんでこようと思っていました。
ただ、具体的に何処に行きたいがは直前まで決まっておらず……
博物館や美術館、上野動物園というプランも考えたのですが、この手の施設はだいたい月曜が休みなんですよね。
イベント後に1泊して帰る日程だから、月曜に休みの施設へは行けません。
それで、ほどほどに時間を潰せて、東京で楽しめる何かを体験したくて、考えあぐねた結果、六本木の文喫に行ってみることにしました。
広告文喫とは?
文喫がなんなのか、どんな場所かを端的に言うと、入場料のいる本屋。
本を買わなくても、飲食のオーダーをしなくても、店内に入るための入場料を取られます。
ただ、文喫という空間を知るほど、この端的に表現した認識は正確でないと知ることになるでしょう。
だから、公式は「本と出会うための本屋」とも表現しています。
入場料は税込1,650円(土日祝は税込2,530円)。
平日朝限定プラン「morning Stroll」で入場すると、入場料は税込1,100円とちょっとお得。
また、18時から入場するナイトプラン「夜の文喫」だと、入場料が税込1,320円とのことです。
お店は不定休。
営業時間は9時から21時で、時間制限のあるプランでなければ、営業時間中はフリーで滞在できます。
(途中退場しての再入場はできないようですが)
文喫は現在、六本木のほかに福岡天神と名古屋栄にも展開しています。
営業時間や入場料の料金体系は店舗ごとに違うようです。
「入場料取る本屋って何なのよ?」と思っていたけれど…
正直、最初に文喫の存在を知ったとき「入場料を取る本屋って何よ?」と思いました。
丸善もジュンク堂も紀伊國屋書店も蔦屋書店も……大きなお店を構えて、たくさんの本を置いていますが、入場料なんて取りません。
本を売りつつ飲食物も提供するブックカフェでも、物販購入なし・飲食オーダーなしで本を見るだけなら支払いは発生しません。
なのに文喫は、入場するだけでお金を取る。
一体どういうことなのかと思ったのですが……文喫の業態を知るにつれ、ここは本を売るだけの場所ではないのだなとわかりました。
そして、実際に利用してみると、入場料に見合う空間であると理解しました。
エントランス部分は入場料不要で出入りできる
文喫は入場料のある本屋です。
中に入って本を探したり読んだり、喫茶の飲食オーダーをするには、フロントで入場料を支払ってバッジを身につける必要があります。
しかし、文喫はエントランス部分にも、本や本に関連したグッズ類を展開しています。
それらを見るだけ、つまりエントランス部分だけなら、入場料は支払わなくてOKです。
もちろん、エントランスに展開されている商品も購入できるので、このあたりは普通の本屋や雑貨屋などと変わらないでしょう。
入場すると1日滞在可能
入場料を支払って文喫に入ると、営業時間中はいつまででも滞在できます。
ジャンルごとにさまざまな本がならんでおり、ゆっくり本を読める座席が用意されています。
シンプルなテーブルとイスの席もあれば、カウンター風のテーブルにスツールの席、ふかふかのソファー席、コンセントが使える席などさまざま。
好きな場所で本を探して読みながら、自由にくつろげます。
本は自由に閲覧可能、購入もできる
文喫にはたくさんの本が展示されており、好きなものを手に取って、好きな席で読むことができます。
気に入った本は買って帰れますし、購入しない本は返却棚に返せばOK。
返却棚にたまった本は、スタッフさんが分類ごとに分けて元の場所に戻してくれます。
このあたりは、図書館に近いシステムかもしれません。
フリードリンクあり
文喫に入場すると、フリードリンクのサービスが受けられます。
煎茶と珈琲が飲み放題で、いずれもホットorアイスを選択可能。
本を読みながらサービスドリンク飲み放題なんて、至れり尽くせりじゃないですか?
電源とWi-Fi環境あり
文喫には電源の使える席もあり、Wi-Fiも飛んでいます。
入場料を支払って受け取る、入場証代わりのバッジ裏面には、Wi-FiのIDとパスが記載されています。
つまり、本を読むだけでなく、パソコンやタブレットを持ち込んでインターネットを楽しんだり、お仕事したり、レポートを作成したりも可能です。
実際、お仕事中、レポート作成中みたいな利用者の方も見かけました。
本を読むのに疲れたら、手持ちのスマートフォンで動画を見て時間を過ごしてもいいですね。(音には注意ですが)
端末は自前で用意しないといけませんが、ネットカフェやマンガ喫茶と似た使い方もできる場所です。
無料のロッカーあり
荷物をしまっておけるロッカーが無料で利用できたので、滞在中不要な荷物は預けておきました。
おかげさまで、身軽な状態で本を探し歩けて便利。
フードやデザートの提供もあり
フリードリンクとは別に、文喫では有料のフードメニューやデザートメニュー、ドリンクメニューも提供しています。
お腹が空いたら食事したり、おやつを食べたりしながら本を楽しむ、ブックカフェ的な使い方もできるわけですね。
気になった本を読みつつ、お昼の時間になったのでホホ肉のハヤシライスをいただきました。
ほかのフードメニューも美味しそうでしたし、有料のドリンクもオシャレで……また来る機会があれば注文したいですね。
定額制会員サービス「文喫定期券」もあり
月額で何度でも利用できる会員制度も用意されていました。
「平日何度でも利用できるウィークデー定期券」は税込11,000円、「土日祝も利用できる定期券」は税込16,500円。
週2くらいのペースで利用する人なら、定期利用がお得そうですね。
本のある空間でゆっくり過ごしたい人だけでなく、テレワーク用のワークスペースとか、勉強に集中するための学習室として足繁く通う人にも向いていると思います。
電源もWi-Fiもあって、フリードリンクの提供もあるし、ワークスペースや自習室の月額利用料と思えばそう高くないんじゃないでしょうか?
のんびり本を物色してお昼を食べて、新幹線の時間までを過ごす
そんなわけで、気になる本を物色してダラダラ読んで、お茶を何回もおかわりしつつ、お昼ごはんもいただいて時間を潰しました。
ゆっくり過ごせましたし、座っていられるから疲れないし、室内だからあったかい。
1月6日は雨も降ったようなんですが、ちょうど文喫にいた時間帯だったみたいで、傘いらずに移動できたのもありがたいです。
もし、屋外で時間を潰すプランで行動していたら、何処かで傘を買う羽目になり、荷物が増えていたことでしょう。
かねてより気になっていた本『射精責任』と、何となく見つけて読んでみたくなった本『読んだら最後、小説を書かないではいられなくなる本』を購入しました。
すると、ちょうど6周年フェア中で、3400円以上購入するとガチャが回せるとのこと……
ガチャでは「ナポリタンイメージの豆本」が当たりました!
最初の印象は「何その本屋?」だったわけですが、いろいろと充実した空間になっており、京都や大阪などにも展開されたなら、時々足を運びたくなりそうなお店でした。
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