新潟の日本酒を毎月飲み比べ!SAKE POST(サケポスト)をやってみた

2023-03-27

毎月、日本酒が届くサブスクリプションサービスも色々なものが登場しているのですが、飲みきりサイズでポストに届くという「SAKE POST(サケポスト)」が以前より気になっておりました。

そんなわけで、とうとうポチってしまったのです!

実際に届いたお酒を味わってみてどうだったか、サービス内容についてまとめております。

また、本記事にはSAKE POSTの利用登録を促す広告リンクが含まれております。

1回目の分が届いて、呑んだ感想はこちらにまとめております。

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飲みきりサイズの日本酒がポストに届く「SAKEPOST」をポチる

「SAKE POST(サケポスト)」は酒処・新潟の日本酒が毎月3種類、少しずつ(100ml)オリジナルパウチに入った状態で届くサブスクリプションサービスです。

サービスが始まった頃から気になっていたんですけど、なんだかきっかけがなくて……でも、もじもじしてても始まらないので、ついに読酌文庫もついに「SAKE POST」デビューとなりました。

【追記】
2023年6月から定型の酒蔵が全国に拡大しました。
新潟だけでなく、他地域の日本酒も届くという、さらに胸熱な仕様です。

2023年3月、記念すべき1回目が届く!

3月になってすぐくらいに申し込んだんですが、毎月4日に決済、その数日後に発送というサイクルらしくて、3月8日に1回目が届きました。

ご覧の通り、SAKE POSTのお酒は白いオリジナルパウチ入り
色違いのロゴやら、ワンポイントのイラストやらが入ってますが、どれに何が入っているかわかりません

一応、裏面には原材料名(といっても米と米こうじなんだけど)とアルコール度数程度の記述はあるんですけど……ほぼ、ブラインド状態です。

製造元の表記はなく、加工者として「株式会社FERMENT8」の名称と住所が記されています。

じゃぁ、お酒の詳しい情報はどうやって知るのかというと、パウチにはそれぞれ、QRコードがついてるんですよね。
これを読み取ると、各お酒の詳しいスペックが掲載されたページにアクセスできます。

だから、呑んでからスペックを確認してもいいし、スペックを確認してから呑むのも一応できる。
でも、先にネタバレしてから呑むのだと、ちょっとこのサービスの趣旨とズレる部分もあるのかな? なんて、個人的には思いました。

SAKE POST(サケポスト)を味わってみての全体的な感想

全体的な感想としては、シュッとしたサービスだなと思いました。

ポストに入るサイズの専用ボックスもスマートですし、100mlずつ入っているパウチもシンプル。
グダグダと能書きを垂れるんでなしに、とりあえず気軽に味わってみて、飲み比べてみて、自由に感じたままを楽しむ。
そんなサービスだと思いました。

また、お酒のスペックを詳しく知りたければ、QRコードやマイページで届いたお酒の詳細を知れます。
全部を細かく知る必要もなくて、気に入ったものだけチェックしてもいいんです。

そして何より、色々なのが少しずつっていうのが嬉しいポイントですね。
(飲み助的には正直、ちょっと物足りない量ではありますけども……)

宅飲みでアレコレ飲み比べできる状態を作るには……お酒の瓶が冷蔵庫を占拠してしまう問題が発生します。
その点、「SAKE POST」だと瓶がゴロゴロしなくて済むし、コンパクトに保管できます。

シンプル・スマート・色々なのをちょっとずつ……そういうい部分がポイントになっているのではないでしょうか。

1回目の分が届いて、呑んだ感想はこちらにまとめております。

SAKE POST(サケポスト)の始め方

特別難しい手順があるわけではありませんが、SAKE POSTの始め方を記しておきます。

選べるプランは3種類

申し込みは、まずプランを選ぶところから。SAKE POSTのプランは現在、3種類が用意されています。

 内容月額料金
日常酒プラン本醸造酒・純米酒・普通酒のいずれかが届くお酒代:1,210円
送料:264円
合計:1,474円
吟醸酒プラン純米吟醸酒・純米大吟醸酒・吟醸酒のいずれかが届くお酒代:1,980円
送料:264円
合計:2,244円
ダブルプラン日常酒プランと吟醸酒プランの両方が届くお酒代:3,190円
送料:0円
合計:3,190円

ダブルプランだと、送料無料なのがお得ポイントでしょうか?
あと、いつまでされてるかは不明ですが、今なら初月だけ1,595円になっているのも魅力

ちなみにプランはマイページから変更できます。

会員登録はFBやGoogleアカウントも使用可能

プランを選択したら、SAKE POSTに会員登録となりますが、FacebookまたはGoogleアカウントとの連携も可能です。

もちろん、名前やメールアドレス、パスワードなどを設定して登録する方法もあります。

決済はクレジットカード

現在、支払い方法はクレジットカードのみとなっており、毎月自動決済されるシステムです。

また、最低契約期間は3ヶ月なので、1度申し込んだなら、3ヶ月間は解約できません
3ヶ月経過後はいつでも解約可能、とのこと。
1ヶ月スキップするシステムもあるのですが、こちらも最初は使えず、3ヶ月購入してからです。

ただ、プラン変更は期間の縛りがないので……申し込んだけど、1回目が届いてみて違うのが良かったかなと思ったら変更は可能です。
次回決済のタイミングで、変更後のプランの料金が支払われます。

SAKE POST(サケポスト)のおすすめポイント

実際に注文してみて改めて思った、このサービスのおすすめポイントですが、やっぱり

  • 少しずつ飲み比べできる
  • ポスト配達で受取が楽
  • パウチでゴミ捨ても楽

っていうのが大きいです。

あと、実際に会員登録してお酒が届いてから見るようになった、会員ページの記録や交流の楽しさも、ちょっといいなって思えるポイントです。

100mlずつ飲み比べできる

なんと言っても、ちょこっとずつ色々呑めるのは嬉しいポイントです。

他の日本酒サブスクだと、瓶のお酒が届くものが多いので……しっかり量が入ってるけれど、それ1種類だけで、飲み比べしたいニーズにはマッチしないんですよね。

そこのところ、上手く目を着けたサービスだなと、つくづく思います。

宅飲みで複数を飲み比べしようと思うと、何本もの日本酒の瓶が冷蔵庫を占拠してしまうことになりかねないのでね。

また、あんまり量を飲めないけれど、日本酒を楽しんでみたいという人も、100mlなら試しやすいと思います。

ポストに届くから受け取りがラク

基本的にポスト投函で配達が完了なので、いちいち対面で受け取らなくていいのが楽ちんです!
時間指定して受け取ればいいんでしょうけど……タイミングが悪くて受け取れず、不在票を眺めて悔しい思いをすることがない。

帰宅して郵便受けを確認したとき、届いているのを見つけるうれしさ!
仕事で疲れて帰ってきた日でも、ちょっと気持ちが上向きませんか?

パウチだからゴミの処分もラク

瓶入りのお酒を買っちゃうと、飲み終わった後の瓶の処分もちょっと面倒なんですよね。

自治体ごとの分別ルールに従って、瓶の回収日に出すわけですけど……何本か瓶が溜まってから……と思いつつ、なかなか捨てるタイミングがなくて……ということも。

パウチだと、飲み終わったら小さく折りたたんで捨てられますし、瓶の回収日よりはゴミ出ししやすいです

会員ページでの記録や交流が楽しい

会員ページでは、毎回届いたお酒が記録されるだけでなく、お酒ごとにアンケート投票して楽しめます。

「華やかな甘い香りだった」
「一口目はやや辛く感じた」
「このお酒に合わせるなら、すきやき!」

など、他の人の意見と自分の意見が同じか違うのかを見るのも面白いです。

そして、酒蔵さんに対してお酒の意見・感想メッセージも送れますし、ちょっとしたコミュニティページもあって、会員同士の交流も可能です。

メチャクチャ活発に交流があるってわけでもないんですけど、なんとなーく、のみ仲間っぽい連帯感が感じられそうな……ゆるく楽しめる場所になってます。

SAKE POST(サケポスト)の注意点

おすすめポイントを色々紹介しましたが、ちょっと残念というか、注意しないとなっていうポイントもあります。

解約は3ヶ月購入してから

現在、SAKE POSTのシステムでは、初回注文から3ヶ月購入の縛りがあります。

1回目が届いてみて、自分に合わないかなと思っても、あと2回分は購入しないといけない。

これについては、ダブルプランの初月が大幅値引きされているので……その辺との兼ね合いもあるのかなって思います。

【2023年6月全国に拡大】届くのは新潟のお酒のみ

現状、SAKE POSTで届くのは、提携されている新潟県の酒蔵さんのお酒だけなんですよね。2023年6月より、提携している酒蔵が全国に拡大しました!

全国津々浦々の酒蔵から、毎月数種類届く仕様に!

ただ、全部の酒蔵を網羅している訳ではない(さすがに数的に無理がありますし)ですけど、地域ごとの酒質の違いとかも楽しめるようになりそうです。

提供オペレーションはどんな風になってるのか気になるところですが……一旦、新潟にお酒を輸送して、ブラインドパウチに詰めて、顧客にお届け……かな?

楽しみな要素が増えました!

パウチには最小限の情報しか書かれていない

あれやこれやとパッケージに小難しそうな情報がなくて、シンプルに呑んで楽しむことに集中できるものの、事前情報がなくて物足りなく思う人もいるでしょうね。

「相性のいい料理がわからないから、おつまみに何を用意したらいいかわからない」
「冷やした方が美味しいのか、それとも燗映え(温めると味が良くなる)するのかわからない」

……といった部分は、ちょっと困るポイントかもしれません。

もちろん、開封する前にQRコードを読み取って、届いたお酒の詳細を確認すれば……お酒に合う料理や美味しい飲み方も分かるんですけどね。

これをやっちゃうと、ちょっと何というか……能書きナシでシンプルに味わってっていうのから離れてしまう部分もあるような……。

たっぷり飲みたい人には不向き

ぶっちゃけ、読酌文庫もたいがい飲み助なんで……正直なところ、量は物足りなかったです。

初月はお得ですけど、ダブルプランは2回目以降3,000円以上するわけで……6種類×100mlだと、四合瓶未満の量なんですよね。

3,000円あれば一升瓶のお酒も楽々買えますし……

四合瓶のお酒の価格帯って、1,000円代からちょっとお高めでも2,000円くらい。
(上等なやつとかプレミアムなやつだと5,000円以上ってのもあるけどね)

大手スーパーのプライベートブランドだと、純米大吟醸の四合瓶が1,000円以内で買えるのもあるわけで……

そういったものと比較すると、コスパはどうなのかと感じる人ももちろんいると思います。

コスパが良いか・悪いかは考え方次第だと思います

届く日本酒の量に対しての価格を考えると、SAKE POSTお得ではないかも知れません。

でもですね、あえて言わせていただくなら……お店で飲み比べするよりは安上がりであろうと。
そして、家のみで6種類の日本酒を一気に楽しめる状態をセッティングするのって、普通はメンドくない? と。

お店の価格帯にもよりますけど、日本酒をグラスで注文する場合、半合(90ml)で500~700円くらいが多いんじゃないですかね?
その点、SAKE POSTだったら100mlあたり500円ちょっとなわけですよ。

そう考えると、そこまでコスパが悪いと断じてしまえるものでもないんじゃないかなって。

で、やっぱりなんといっても、3種類なり6種類なりの日本酒を一度に飲める状態をお家でセッティングするのは結構大変だと思います。
一升瓶や四合瓶でなしに、飲みきりサイズの日本酒とかカップ酒とかで複数用意するにしても、瓶がガチャガチャしますよね?
そして、そんなに呑み切れないよ問題も発生します。

いろんなものをちょっとずつ楽しめる状態を作るコスト、という面で考えれば、「割高だ!」「コスパが悪い!」と一概に批判できるもんでもないかなと思います。

SAKE POST(サケポスト)で飲み比べを楽しもう!

そんなわけで、いろんな日本酒がちょっとずつ届くSAKE POSTは、日本酒を呑んでみたいけど、何を選んだらいいか分からないって人に、とても良いサービスだと思います。

とりあえず解約縛りのある3ヶ月だけやってみて、届いたお酒の中から気に入ったのをピックアップしておけば、今後お酒を選ぶときの指標になりますしね。

興味を持たれた方はぜひ、試してみてほしいなと思います。

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