【イベント参加レポート】ことなり京都文芸同人誌即売会に参加しました
2025年10月18日開催のことなり京都第二回文芸同人誌即売会に、読酌文庫として参加してきました。
運営の皆さま、参加された皆さま、ありがとうございました。
昨年、第一回目が行われたばかりの小規模な即売会イベントで、どのような感じになるかなー……と、手探りな部分もあり……
途中、お天気にアタフタさせられましたが、最終的にはまずまずの結果だったかと思います。
もしまた、来年に同じような形式で同イベントが開催され、参加することになった場合のために記録を残しておきます。
広告そもそも、ことなり京都第二回文芸同人誌即売会って?
神社仏閣をもっと身近に実行委員会による「京都やおよろず文学賞」の授賞式にあわせて、梨木神社(京都)で開催される文芸同人誌即売会です。
2024年に第一回目があり、今回は第二回目の開催でした。
梨木神社は京都御苑の東側にある神社で、萩の宮としても知られているそうです。
そんな神社の敷地内で行われる、屋外型のイベントです。
屋外とはいえ、テントと長机&椅子が用意されているので軽い雨なら大きな影響はなし?
参加費用2,000円と、ほかの同人誌即売会イベントと比較して廉価なのはお財布に優しい!
天気予報にハラハラしながら当日を迎える
テント有の環境とはいえ、屋外なのは不安材料。
開催日が近付くにつれ、天気予報から目が離せなくなりました。
え? 雨? 雨なの???
金曜か日曜とお天気交換してー!
……などと、よくわからない願いを持ちましたが、当日出発する段階は雨が降っておらず……
予報でも降るとしたら、イベントあとくらいの時間帯か? という感じ。
きっと、参加者の人の中に、晴れを呼ぶタイプの人がいらしたのでしょう。
知らんけど。
しかし、油断は禁物と思い、出店中の雨対策グッズと折りたたみ傘は持っていくことにしました。
読酌文庫の配置は南側

当日、キッチンカーの配置が南側に移り、文芸同人誌を頒布する人たちのテントはこの図よりも北にズレました。
この配置図ですと、読酌文庫のいたNテントは御所の公衆トイレに近い位置になるんですけど……
実際はこのあたりにキッチンカー出店が並んでおり、お手洗いに行く際はキッチンカーゾーンを越えて御所に行く感じでした。

文学フリマ福岡11から使い始めた、新しい展示棚も活用!
当日のレイアウトはこのような感じに。
京都で開催のイベントだしってことで、最近の文学フリマには持ち込まなかった飲み歩き本とコミックエッセイも展開していました。
屋外ゆえ、風の影響を考慮し、机上のポスター掲示はやめておきました。
風でポスターがなびいて、周辺のものをなぎ倒したり、お隣の方のところに倒れ込んだりする事故を防ぎたかったので。
特に風に注意しなければならないほど荒れていたわけではありませんが、この判断は良かったのではないかなと思っています。
今後も、屋外イベントの場合は、ポスターをひらひらさせない方針でレイアウトを考えることにします。
頒布状況は、まずまず?
特に新刊は用意せず、既刊のみでの参加。
でも、それだけじゃ寂しいかなっていうのと、読酌文庫が今打ち出している「ままならない恋」という部分を伝えるため、ままならない恋の掌編小説を配布していました。
はがき1枚のサイズに収まる短いお話で、ままならない恋模様を表現しております。
ことなり京都第二回文芸同人誌即売会で配布した分は、Prologueという2,000文字までの小説投稿サイトにアップしております。
で、このポストカード(自宅で印刷)を、何枚用意するかちょっと悩んだんですよね……
書き下ろした小説だし、どんどん配っていろんな人に見てもらいたい気持ちはありました。
でも、文学フリマなどに比べれば、小規模なイベント。
独自の文学賞の授賞式と併催イベントとはいえ、読み物を求めてくる人がどれくらいいるかわからない……
加えて、天気予報も不安材料があり、客足がどこまで伸びるか未知数。
大量に印刷して余らせるのもな……という気持ちにもなります。
結果、10枚だけにしましたが、ちょうどよく配り切れたと思います。
もっといろんな人にどんどん配ってもよかったのですが……
小説に目を向けてくれる人・小説に興味を持ってくれそうなに絞って、お渡しするようにしました。
だから、コミックエッセイとか飲み歩き本とかだけを手にされた方には、わざわざお渡ししていません。
頒布状況としては、短編集が一番よく動きましたね。
やはり、廉価で提供できるのは強みになるなと、あらためて感じました。
「とりあえず買ってみよう」というときに試しやすいですし、こちらも推しやすい・すすめやすい。
飲み歩き本やコミックエッセイも少し動いたので、持っていってよかったと思います。
売上としては……文学フリマ福岡11より少し、多いかなぁ? という感じの着地点です。
規模に対しては上々、手にしやすい・興味を持たれやすい短編集&エッセイ系を展開していたのが良かったかなという印象。
キッチンカーグルメ巡りも楽しい

キッチンカーの出店もあるイベントだったので、ちょっとしたグルメ巡りも楽しませてもらいました!
(写真は背徳の日本酒グリーンティ)
しっかりご飯ものから軽食、スイーツ、ドリンクもあり……
飲み食いでも結構散財していまいましたw
短冊に願いを込めて

イラスト入りの短冊を用意されていて、文学的な一節or願い事を書けるようになっていました。
折角なので、ささやかな願いを筆ペンで書いて奉納。

もしも次回、同イベントに参加するなら?
主催さんのご挨拶によると、今後もイベントを継続したい様子でした。
なので、来年も「やおよろず文学賞」を開催され、授賞式にあわせて文芸同人誌即売会もされるのではないでしょうか?
会場や開催方式が変わらないのだとすれば、参加時は以下のポイントを押さえたいです。
- 卓上ポスター・背面ポスターなどをひらひらさせない
- 頒布物は個包装しておくと安心
- 雨対策グッズを用意する(確実に不要な場合は除く)
- 虫対策グッズを用意する
卓上ポスター・背面ポスターなどをひらひらさせない
先述しましたが、面積の大きなペラものをひらひらさせるのは、屋外イベントだとリスクがあると感じました。
やるのであれば、万全の転倒防止とひらひらが周囲に影響を及ぼさないよう配慮する必要があるでしょう。
今回はそんなに風が強かったわけではありませんが、屋外だと風の影響も受けます。
風に煽られ、大判ポスターが思わぬ方向になびくと、さまざまな事故を起こしかねません。
自分のスペース内に展開しているものがなぎ倒されるなら、まだ自己責任ってことで済みますけど……
なんかの弾みでお隣さんのほうに倒れて、頒布物を汚したり壊したりしたらトラブルの元です。
背面に大きなポスターを掲出して、世界観を伝えるのは有効な施策ですが、屋外のイベントでは地面が真っ平らじゃない場所にポスタースタンドを設置することもあります。
そうなると、風によるポスターのひらひらだけでなく、スタンドそのものが倒れやすい……
安全性を考えるなら、使わないほうがよいのかなというのが個人的見解です。
頒布物は個包装しておくと安心
頒布物にもよるんですけど、雨による水滴や風で飛んでくるチリ・ホコリ対策として、個包装は有効です。
読酌文庫は最近、屋内のイベントでもなるべく個包装して持ち込んでいるんですけどね。
見本誌はいろんな人に手にしてもらいたいから、汚れたり折れたりしても仕方がないんですけど……
頒布用のストックが汚損・破損するのを避けたい。
pp加工していない本が多いので、裸の状態で並べるのは不安なんです。
雨対策グッズを用意する(確実に不要な場合は除く)
どう考えても雨なんて降りそうにないなら不要ですが、少しでも雨の恐れがあるのなら備えましょう。
今回は折りたたみ傘とセリアで入手した透明テーブルクロス(めっちゃペラペラ)を持ってきていて、途中の雨降り時に役立ちました。
虫対策グッズを用意する
雨への対策は考えていたのですが、虫への対策はできていなかったのが今回の反省点です。
特に被害があったわけではないんですけど、屋外のイベントであり、草むらも近い環境だったので、どうしても虫が出てくるし、気になるんですよね。
虫除けスプレーとか、アウトドア用の携帯型虫除けとかを持ってきておけばよかったと思いました。
イベントラッシュを駆け抜ける!
このあとは11月にぽかミニ文学マルシェと紙本祭7、おひがしさんブックパーク2025秋、湖都の葉マルシェが控えております。
イベントごとに「ままならない恋の掌編」を書き下ろして配布する予定ですのでお楽しみに……
(イベント後、Prologueにもアップします)
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