【イベント参加レポート】文学フリマ大阪13に出店しました
2025年9月14日開催の文学フリマ大阪13に、読酌文庫として出店しました。
事務局の皆さま、参加された皆さま、ありがとうございました!
ついに今回からはインテックス大阪へ会場を移しての開催となった、大阪開催の文学フリマ。
会場が変わったこと、前年より規模が大きく拡大したことの影響がどう出るかと、不安になるところもありつつ……
でも、結果として読酌文庫はそれなりに本が、小説本が!出てくれたの出よかったです!
お馴染みさん・ご新規さんの割合は半々くらいだったかな?
ざっくりとした印象ですが。
ただ、読酌文庫の看板作たる『はなり亭で会いましょう』を読んでくださっていた方が、今回出した新刊小説を読むと……方向性の違いに戸惑われるかなー……って、不安もちょっぴりあります。
一応、主人公2人の視点で書いてることと、繊細な心の機微を書いているところは共通しそうなんですがね。
テーマがね……
あと、ご飯やお酒の描写が全然ないのでねw
今回も会場設営から参加できました

時間が許すときは、なるべく会場設営に参加するようにしている読酌文庫です。
早起きしなきゃいけないし、机運びとか体力使うし、まぁまぁ大変ではあるんですけど……
でも、設営が終わり次第、すぐに自分のブース準備に取りかかれるのはメリットが大きいなと。
あと、いいことした気分になれるのでね!
で、今回も集合時間に設定されていた時間(7時30分)に間に合ったので頑張ってきました。
ついでにこの時間帯の大阪メトロ中央線に乗ってみて、どんな感じだったか即興レポートも……。
https://x.com/00dokusyaku00/status/1966990336716308612
なお当日、インテックス大阪の別号館では、コヤブソニックが開催だったため、そちらに行く方の待機列が用意されていたのはちょっとびっくり!
インテックス大阪のゲート正面からは入れないふうになっていて、向かって左側ので入り口から、インテにインしました。
無事、文学フリマ大阪13の会場である2号館前に到着し、いつものように設営の取説と軍手が配られ、スタッフさん指示のもと設営作業スタート。
規模拡大に伴って、運ばなきゃ行けない机・椅子の数も増えるわけですが……
黙々と作業をこなしているうちに何だかんだで終わり……
椅子の数を調整したり、各ブースの表示シールを貼ったりして、想定よりも早くに会場設営が整ったようです。
おかげで、いち早く自ブースの設営へと移れました。
自ブースの設営と開場までの話

自ブースの設営も早々に終わり、両隣の出店者さんともご挨拶を交わしました。
そして、持参したパンでちょっとお腹を満たしてから、見本誌を置きに行き、少しだけ挨拶まわりへ。
ついでに、ほかのブースの様子もチラ見w
「この出店者さんのところは人が集まるんじゃないかなー」とか考えたり……
グループで楽しそうに設営されているところを見て、ちょっと羨ましく思ったり?
読酌文庫って基本、ワンオペなのでね。
お店番をお願いできる相方がいたらなって思うときは多いんですよ。
イベントあとの打ち上げもね……一緒に楽しくできたらなとは思うんです。
まぁ、でも、1人で行動するのは苦にならないし、気を使う相手がいないほうが楽だよなとも思うし、マイペースに動けるからソロ活動は性に合ってるんですがw
出入口に近い配置は良い影響をもたらすか?

今回、読酌文庫は「き-69」という配置で、出入口に近い側でした。
出入口に近いなら、人が通る機会が多くて有利?
それとも、素通りされる回数が増えて、メンタルにダメージ入る?
果たしてどっちの効果があったかというと……プラスでもマイナスでもなかったかな?というのが、個人の感想です。
そもそも論として、会場が広くなったため、通路も広く取られていました。
だから、来場者の方は、ある程度出店者が並ぶ机と距離を置いて歩ける状態。
そのため、通りかかる人に手を伸ばして「フリーペーパーをどうぞ」って渡すのに、あんまり向かない環境でした。
去年までの会場だったOMMでは、通路も結構ギリギリまで幅を削って出店者を詰めていましたからね。
ちょっと手を伸ばせば、行き交う人に配布しやすい距離でした。
だから、何かを配って足を止めてもらうという戦法は適さない。
あ、伸縮自在な腕をお持ちの方だったら、違うのかもしれないけれどw
この点に関しては、そういう感じになるかもなーって予想してたのもあって、文学フリマ大阪13用にフリーペーパーを作ってばらまくのはやりませんでした。
多分、やらなくて正解だったと思います。
わざわざ作ったペーパーが、全然配れなくて凹んでいたかもしれないし……要らんコストとダメージは避けたいですからね。
【前半】12時に開場!そして第一購入者
開場して真っ先に、読酌文庫のブース目指して来る人はそうそういないだろうなー……と思っていました。
だから、初っぱなから買い物まわり・挨拶まわりに出かけるプランも考えていたんです。
でも、今回の読酌文庫は、出入口に近い配置です。
出入口近くの出店者が、開場してすぐの段階で不在になっているのは、ちょっと見栄えが悪いかなと。
そんなふうに思ったので、30分ほどはステイブースしましたw
この判断が良かったのか、比較的早い時間帯に最初のお買い上げが発生しました!
しかも新刊小説を!買って!!下さった!!!
内容が万人にすすめやすいものではないから、頒布状況は厳しい結果になるのも考えていたのですが……
ボリュームも結構あるし、単価も高いめだし……
1冊も出ない結果になる可能性だってあるかなと、考えていたんですよ。
でも、百合傾向な作品であること、葛藤のある切ない内容とかで、気にかけていただけたのかなぁ……。
のち、開場から30分くらい過ぎたタイミングでブースを抜け、第一次お買い物まわりへ。
事前チェックで気になっていた作品を購入してまわり、通りすがりにビビっときて衝動買いして、次々解けてゆく貨幣たち。
それでも、あんまり長くブースを開けるのは不安になるので、適当なところで一旦切り上げて様子見に戻ります。
【後半】頒布数が伸びたのは14時台?
ブースに戻り、作品に目を留めて下さった方に配布中のポストカードをすすめてみたり、フリーペーパーを渡したり、作品の説明をしたり……
そんなことをしているうちに、ちょこちょことお買い上げが発生して、しょっぱい結果は回避できました!
特に、14時過ぎあたりから、顔なじみの出店者さんたちが訪問してくださったのは大きかったように思います。
拙作を購入いただき、おかげさまで頒布状況に落ち込まなくてもよくなりましたw
そのあと、15時過ぎたあたりでまたちょっとお買い物に回ったり、宅配搬出の伝票をゲットしておいたりで、時にブースを開けつつお店番。
でも、顔なじみの皆さんが来てくれたあとは、あまり伸びず……でしたね。
そんなこんなで閉会時間までいたんですけど、訪問者が集中したのは14時台だったと思います。
広告会場変更に思うこととこれからのことと
会場がインテックス大阪に移ったこと。
または、規模が大きくなったこと。
あるいは、その両方から、文学フリマ大阪への参加を見送られるようになった方も相当数いるのではないでしょうか。
同時に、勢いあるイベントだからこそ興味を持つようになった人・参加を決めた人もいるんだろうなぁって思います。
だから、何が正解とは断言できません。
実際問題、規模が大きくなってきたことで、東京の二の舞になる可能性をメチャクチャ考えていました。
不安でした。
通路を絶えず人が行き交うけれど、自分のところで足を止めてもらえない。
配布物を差し出しても一礼して断られる、あるいは曖昧に微笑んで去っていく。
規模の大きい東京ではそんな経験をたくさんしました。
そしてそれは、今回の大阪でもにた感じになっていて……
あー、やっぱり規模が大きくなると読酌文庫は埋もれてしまう側なんだなーって悲観視かけたんです。
でも、先述の通り、結構早い時間帯に本を購入して下さった方がいて(様子を見るに、恐らく事前チェックで目星を付けていて下さった?)。
東京よりは足を止めてもらえたし、展開していた頒布物に興味を持ってくれる人がいるのを感じました。
たしかに、大勢の中にいて、埋もれていたと思います。
それでも、爪痕は残せたと言いましょうか、少し手応えはあって、これは東京では感じなかったことです。
今回、小説|恋愛カテゴリーを選択するという、大きな転換がありました。
出店カテゴリーにあわせて持ち込む作品を絞り、ブースの掲示も自分なりに工夫しました。
それが、よい効果につながったのかなと考えます。
過去、東京に出店していたときは、張り切りすぎていろんな作品を持っていったため、ごちゃごちゃしてたと思うんですよ。
知名度のないところに乗り込むのだから、それこそ展開する内容を絞り込む決断が必要だった。
ワンフレーズで心を掴む工夫をすべきだった。
それができていなかったのが、過去の東京での敗因だなと実感しました。
……プラス、大阪は遠征地じゃないから地の利があって、知己の方も結構多いという人の和にも恵まれてという状況。
大成功とまでは言えないけれど、十分納得できる結果になって良かったです。
来年の文学フリマ京都は規模拡大して、とうとう2フロアでの開催です。
大阪はまだ、来年開催の予定がアナウンスされていませんが、恐らくさらに拡大するのでしょう……
それでも私は挑戦したいと思っています。
貪欲で強欲な読酌文庫
なんだかんだ、良い感じにできたなとは思っているのですが、本音はもっと上を目指したい!
もっと、自分の書いた小説が読まれて欲しいし、多くの人の手に作品が渡って欲しい!
だから、結果に納得しているのですが、満足はしていません!
刺さる層に向けて届くように、これからも試行錯誤していきます。
「ままならない恋あります」の卓上ポスターだけではちょっと弱かったかな?と思うので、来月参加予定の文学フリマ福岡11では、そのあたりを改善します!
今回最大の反省点:宅配搬入のラベルを貼り忘れました……
今回、読酌文庫は出店者としてやらかしてしまいました。
宅配搬入を利用したんですけど……箱に貼るラベルを忘れちゃってたんですよね。
貼ったつもりになって、ヤマトさんに出してしまい、もう、完全に油断していました!
……言い訳としては、文フリ直前の週、連日アルバイトの予定があって……
平行して、納期を気にしながらちょっとずつ進めなきゃな本業の執筆があって……
頭のキャパが、いっぱいいっぱいだったんですね。
ゆえに、チェックが疎かになっていました。
そんな状況下で、自分の告知をやって、注意したほうがいいかもな情報発信して、カテゴリー塗り分けもして……と。
……うん、キャパオーバーにもかかわらず、いろいろ手を出し過ぎていたと思います。
その結果、出店者として守らなければならない大前提を厳守できていなかったのは、大いに反省しなければなりません。
ちなみに、ラベルのなかった宅配の荷物は、所定の受取場所になく……(当然ですね)
本部のほうにまとめられていて、スタッフさんに事情を説明したのち、該当の箱を出してもらえました。
そして、口頭注意を受けたのち受け取り。
無事に荷物を回収できましたが、余計な手をかけさせることになったのですから、この失敗は繰り返さぬよう気を引き締めます。
……と言うわけで、今後開催される文学フリマなどでは、自身の告知にプラスして有益情報の発信を自粛しようと思います。
カテゴリー塗り分けだけは続けたいので頑張ろうと思いますが、それ以外の豆知識とか、交通情報だの公式アナウンスによる注意点の周知だの、そういったことまで手を広げるのは、今の私には過ぎたことでした。
キャパオーバーして、大切なことがヌケてやらかすんなら、やる意味がないわけですよ。
やらかし出店者が注意事項の発信したって、何をエラそーにって感じじゃないですか。
初心に立ち返って、自分のことをしっかりやることを徹底したいと思います。
企業さんから名刺をいただく
今回、出店中に2つの企業さんから名刺をいただきました。
1つは、いつもお馴染みのメロンブックスさん。
以前、小説を委託してもらったんですよね。
それで、文学フリマやら関西コミティアやらに参加するたび、名刺を持って挨拶に来ていただいています。
……が、販路と作品の方向性がアンマッチかなーという印象がどうしてもあって、今は委託していません。
メロンブックスでの委託売上がゼロだったわけではないんですけど、委託してもらうほどでもないかなーって感じ。
それなら、架空ストアさんに納品して、委託したい!
もう1つは、BookLive!さん。
今度、動画サービスをはじめるとかで、その原作となる作品を探しているんだとか。
同じ並びの出店者を回っておられたので、出店カテゴリーから自社サービスで扱うジャンルとマッチしそうなところを挨拶して回っていたのかな?
恋愛ものって、娯楽の王道ですしね。
恋愛がメインの作品じゃなくても、話を盛り上げる要素として恋愛は高確率で出てきますから。
で、興味があればご連絡下さい~ってことだったけど……どうしようかなぁ……。
具体的にどんなことを求めておられるのか、どんなサービスを展開されるのか、ちょっと興味あります。
でも、別に……自創作で作家デビューしたい気持ちが強いわけでもなし……(物書き業ではいたいけど)
文学フリマで買った本
気が付くと結構購入していました。
……ただ、実を言うと、京都・広島で買ったのに、まだ積ん読状態にある本も多く……
読みかけ状態の本も多数。
いい加減消化したいなと。
興味があって、読んでみたくて買った本なんだし、どんな内容かよく知りたい。
最近やってないお風呂読書でなんとかしようか……
差し入れアレコレ
差し入れで、色々な方にお菓子などをいただきました。
ありがとうございます!
お菓子以外をいただいた方もいましたが、ほとんどがお菓子でした。
お菓子は食べて、お菓子以外はありがたく使わせてもらいます。
なお、読酌文庫は今回、食べものじゃないのを差し入れにしました。
それは、めぐりズムの詰め合わせ!
賞味期限気にしなくていいし、かさばらないし、常温で持ち歩けるし。
小分けされた既製品だから衛生問題もクリア。
アレルギーの心配も基本なし……あ、肌が弱くて使えないって方はいるかも?
まぁ、そんな場合でもきちんとしたメーカー製品なので、誰かに譲渡して使ってもらうのもしやすいからいいでしょう。
値段も、まとめ買いしたのをバラして詰め合わせれば、1セットあたりたいした金額じゃないから受け取ってもらいやすい。
……ってことで選んだブツです。
好評だったし、持っていくのも楽だったから、これからもこの路線で行こうかなと思います。
普通に自分も使いたいしねw
次回は文学フリマ福岡11に出店です
次回イベント参加は2025年10月5日の文学フリマ福岡11。
久しぶりの九州、福岡開催の文学フリマは初出店。
アウェイな環境で、読酌文庫は結果を出せるのでしょうか?
今回、大阪で感じたこと、反省したことなどを反映させ、楽しんできたいと思います。
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