文学フリマ東京でGoToEastした11月の3連休
正確に言うと、3連休のうち2日間、1泊2日の日程で東京に行ってきました。
このご時世なので正直、直前まで決行するかどうか悩んだのですが……「行く」という選択に踏み切りました。
この判断の是非、賛否、正しかったかどうかはここで語るものでもないので割愛します。
とにかく私は読酌文庫として、文学フリマ東京に出たかった。
そして気になる東京のお店に行きたかった。
GoToトラベルの恩恵も受け、楽しい時間を過ごしました。
イベント1週間前に突如、新刊を作り出す
一箱古本市などに出店する際、ちまちま作ってたフリーペーパー「Nomu-Yomu Paper」
本のことを語るときもありますが、お酒(特に日本酒)について語ることも多く……そのコラムっぽいものを集めて再編したら、1冊の読み物になるんじゃないかと、突然閃きました。
そしてせっかく作るなら、以前からやってみたかった本文2色刷りとか、特殊紙に白インク印刷の表紙とか……なんか調子に乗りました(反省)
部数も調子に乗って発注してます。
……そしてまだまだ在庫、あります。
(詳しくは後述)
搬入数に悩みながら荷造りする前日
さて、コロナ禍にある現状、イベント参加時の搬入数がなかなか読みづらくなっております。
9月の文学フリマ大阪や関西コミティアの時も色々悩ましく……そして、過去のデータを参考値として流用しづらい状況なのです。
そんな中、私が選んだのは……
文学フリマ東京は、文学フリマの中でも一番規模が大きい=人も集まる。
ならばドンとたっぷり持ち込んだ方が、悔いがないだろう!
……という、強気部数搬入。
かくして、キャリーケースにはほんの少しのお泊りセットと共に、大量の自主制作物が詰め込まれるのでした。
広告早起きする出発日、新幹線からは富士山も見えた
利用した旅行ツアーの特性上、出発時間がかなり早かったため、ほとんど人の居ない地元駅から京都駅へ。
出発時はまだ夜も明けきらない様子でしたが、だんだんと明るくなり絶好の行楽日和となりました。
新幹線の車窓からは富士山も見え、関東の天気も良い様子。
この先のイベントに期待が高まります♪
東京着~イベント会場到着まで
かなり時間に余裕を持って、東京に到着。
そしてやっぱり、乗り換えに戸惑う。
山手線の外回り・内回り、どっちがどっちかわかんないし、割と近年まで「都営地下鉄」と「東京メトロ」の違いが判らず、地下鉄乗換えが上手くできなかったり、新宿駅で目当ての出口にたどり着けなくて泣きを見たりしています……
まぁ、時間はたっぷりあるので焦らなくても大丈夫なのですが……東京は人も多いし、電車も多いね。
さてどうやって時間をつぶそうかと考えていたら、駅近くにセルフカフェがあったので、持ち込んだノートパソコンを広げて副業を少々……。
実は新幹線の車内でも執筆を試みたのですが、作業開始10分もしないうちに気分が悪くなって断念したのでした。
(うーん、新幹線の中でパソコン使ったお仕事してる人、スゴイな……)
程よく時間を潰せたところで、そろそろ会場に移動しようと手回り品を確認していたら……文学フリマの出店者用入場券がない!?
ま、まさか自宅に忘れてきた???
取りに帰るのは不可能!
騒ぐ心を落ち着けながら、改めて持ち物を確認すると、書類の隙間からヒラリと出てきて、一安心。
……そんなヒヤリ事件もあり、イベントに到着したのは結構ギリギリな時間でした。
文学フリマ東京、開場
そして迎えた開場時間。
Twitterなどを見ていると、一般来場者も結構多いようで、開場すぐの時間帯には入場規制もされていました。
やっぱり東京は人が多いんだなーと改めて実感。
一人ぼっちの出店者なので、買い回りに出てしまうと自分のブースに来てくれた人の対応ができません。
なので、人手がまだ少ないであろう、開場すぐの時間帯に、あらかじめ目星をつけておいた出店者さんの本を買い回りました。
あとはひたすら、自分のブースに引きこもってイベントの成り行きを見守りつつ……襲い来る睡魔とも戦いながら……
事前告知の重要性を思い知る
今回の文学フリマも、見本誌コーナー・当日配布パンフレットなし、という方針。
よって、買い回りの際の判断材料は事前告知情報とWebカタログ、あとは当日その場の展示を見て、ということになります。
1週間前に突然作り始めた新刊「Nomu-Yomu酒語り」は、個人的にいい感じに作れたと思いますが、全然宣伝ができていませんでした……。
もちろん、Twitterにも情報は上げていましたし、文学フリマのWebカタログにも登録しています。
……でもやっぱ、それだけじゃ告知としては弱いんだな……。
もっとも私がすでに、何百人というファンが付いている売れっ子であったなら、能動的に新刊情報を乗せずとも買い求める人は沢山いたかもしれません。
残念ながらそんなビッグな存在ではないのです、読酌文庫は。
個人の趣味活動の延長ではあるので、細く長くゆるゆる楽しみたいことなのですが、せっかく作った発行物はなるべく多くの人に手に取ってもらいたい。
そのために必要な努力を、事前準備を、私は怠ってしまったのだと思います。
結果、張り切って搬入した新刊「Nomu-Yomu酒語り」はほぼ持ち込んだ数をそのまま持って帰ることになりました。
売れ行きが良かったのは「にほんしゅにっき」
前述部分だけを見ると、めちゃくちゃ悲しい売上だったみたいですが、全体として見るとそれなりに発行物を手にしてもらえました。
だいたい9月に参加した大阪のイベントと同じ程度でしょうか。
……しかし文学フリマ東京のイベントとしての規模を考えると、もっとアピールできていれば買ってくれる人も増えたのでは? と思わずにはいられません。
ちなみに、売れ行きが良かったのは「にほんしゅにっき」
お酒好きな方がお友達同士で買われたのが印象的です。
小説「はなり亭で会いましょう」も購入してくださった方がいて、ありがたいことに読了後の感想もいただいています!
こういうのを見ると、嬉しいですね。
メインイベントが終わったのであとはエキシビションのような時間?
イベント終了後はホテルにチェックイン。
朝、時間つぶしで作業した文章をまとめて副業もこなしつつ、今日の夕食と今後について思案。
地域クーポンをどこでどう使うか、そもそも電子クーポンどうやって使うのかを調べた後、近くのお店で豪華に飲み食いしました♪
なお、飲み食いに集中していたため、写真が一切残っていないという……
マグロのお造りに、お寿司に、アラ汁……
調子に乗ってあれこれ食べたら、結構な額になってしまいましたが、クーポンに助けられました!
翌日はちょっとゆっくり朝の時間を過ごし、大きな荷物を駅のロッカーに預けてまずはコミティアへ。
コミティアにもサークル参加しちゃおうと目論んでいたのですが、落選してしまったので……でもせっかくだから一般で買い回りしたい! イベントの空気吸いたい! ってことでね。
コミティアも見本誌コーナーはナシ。
見本誌コーナーで見つけて、気になったヤツを買う……というのを過去、よくやっていたので、ないと寂しいものですね。
あれこれ買いまわって荷物も重くなったところで撤退。
電車を乗換えて向かう先は、行ってみたかった東京のお店「本屋 Title」
気になる本があちこちに並び、いつまでも過ごせてしまいそうな本屋さんでした!
うーん、近所にあったら通ってしまうなぁ……
時間の都合もあってカフェスペースは利用しなかったのですが、次に行くときはもっとゆっくりと過ごして、カフェも利用したいですね。
そしてTwitterで度々見かけて、そのお値打ちコースが食べたかった「さん七」へ。
ドキドキしながら事前にTwitterから予約して伺いました。
おまかせコースがやっぱりお値打ちで、どれもこれもお酒がすすむ内容ばかり!
お通しの牡蠣のオイル漬けは旨味が凝縮されてて、オイル漬けなのにベタベタしない仕上がり。
マグロも脂がのっていてとろける美味しさで、自家製さつま揚げもふんわりした中に生姜のアクセントが効いて絶妙。
馬レバーは初めて食べました!
鯖の竜田揚げとか、鰆の酒盗焼きもお酒がすすむお料理です!
近所にあったら通ってしまうなぁ……(2回目)
新幹線で帰らないといけないので、お酒はほどほどに抑えたのですが……うーん、もっと飲みたかった!
あの充実のコース内容で、2千円代ってホント、どういうことなの!?
次に行くときは、南阿佐ヶ谷に宿を取ろう!
学ぶこともあり、内容の詰まった1泊2日になりました
とりあえず、結構お金を落としてきたというか、経済を回す、という意味では貢献できた遠征でした。
繰り返しますが、この行動が正しいことだったのかや、この状況下で遠出をして出歩くことの是非・賛否は、割愛します。
出来る限りの用心・対策はしてきましたが……完全を約束できるものでもないので……悩ましい限り。
早く、何の気兼ねもなく、思う存分行きたいところに行ってやりたいことができる世界に戻りたいものです。
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