【イベント参加レポート】文学フリマ広島7に出店しました

2025-02-14

2025年2月9日開催の文学フリマ広島7に、読酌文庫として出店しました。
事務局の皆さま、参加された皆さま、ありがとうございました。

広島の文フリも、どんどん大きくなっているのだなと感じ……
やはり文学フリマは地域問わず、勢いのあるイベントになっているのだと思います。
(その賛否はさておいて、ね)

昨年は遠征を控えていましたが、その反動なのか今年は1月に東京・2月に広島と、年明けからなかなかのペースで遠征しちゃいましたね……

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読酌文庫としては2年ぶり2回目の文フリ広島

読酌文庫としては、2023年の文学フリマ広島5に出店して以来、2年ぶり2回目となる広島開催の文学フリマ出店です。

以前参加したとき、地元・京都や近隣・大阪で開催している文学フリマより小規模ですが、それゆえに会場全体がコンパクトにまとまっていて、ゆったり楽しめた印象を持ちました。
頒布数は規模に比例して激減、というほどでもなく……
むしろ、ゆっくり見てもらえた・目に留めてもらえたと感じたんですね。

だから、居心地が良くて、また出たいなと思っていたイベントです。

東京へのリベンジも果たしたいのですが、他地域の、まだ規模が大きくなりきっていない文学フリマの魅力というか、地域ごとの違いとか、そういうのも感じたいなというのもあって、出店を決めました。

寒波の影響にヒヤヒヤ・夜行バスはアツアツ?

しかしながら、出発日が近づくにつれて天候は不安要素が募りました……
立春過ぎたというのに全国的に雪予報。
さまざまなところで交通に影響が生じていましたね……。

ただ、幸いなことに読酌文庫は関西から広島へという移動範囲だったため、そこまで大きな影響は出なかったのです。

そして、今回は往路・夜行バス、復路・新幹線とする0泊日程でした。旅費を節約したかったんですよ。

で、夜行バスで眠れるか不安だったんですが……案の定、あんまり寝れんかったw
まぁ、これからイベントだぜ! っていう気分の昂ぶりで、体力は1日もちましたが。

夜行バスの設備自体は悪くなかったんですけど、乗り慣れてないせいで、設備を使いこなせていなかったかも……?
あと、暖房がよく効いていて、汗ばむくらい暖かだったのも、寝苦しさが加速したと感じます。

早朝、広島駅に到着し、モーニングをモリモリ食べて、路面電車で会場へ向かいました。

会場設営から参加できました

最近は、なるべく会場設営から参加するよう心がけています。

何となくそのほうが、文学フリマを長く楽しめるような気がして……
あと、善行を積むことで徳を高め、売上アップにならんかなー……っていう、下心も……

当日のラインナップ

京都や大阪などの文学フリマでは最近、ラインナップを絞って「何を書く出店者なのか」をわかりやすくしようと心がけています。

でも、今回は折角の遠征だし、ゆったり楽しめる感じの場だし……
いろんな物を並べても賑やかで良いかなと思い、絞り込みはせずに頒布可能なものはだいたい持ち込んでいました。

ただ……結果を見ると、やはり絞り込みをしたほうが良かったのかな? と思う部分もあります。
うーん、難しい……

頒布状況

会場全体の様子としては、京都や大阪ほど混雑はしていなかった印象ですが、頒布状況は前回広島に参加したときと比べて鈍かったような……?
冊数は前回と変わらないくらいだと思うのですが、最初の購入者さんにあたるまでが長く感じられました。
売上金額の減少は、低価格帯の頒布物が多くなっていたのも要因かもしれません。

まだ小規模なほうとはいえ、2年前よりも出店者数は増大しているんですよね。
今回の出店者数が会場キャパ的にマックスくらいだという話でしたし、出店者の抽選が発生するかもとの話もありました。
(結局、詰められるだけ詰め込んで抽選はなかったとのこと)

そんなわけで、出店者・一般参加者ともに増えているため、人気者に光が集中する現象がここでも起きているのかな~……などと分析してみます。

商業作家さんやインフルエンサーさんの出店もありましたからね。

ただ、それでも東京よりは圧倒的に足を止めてもらえたし、作品を手に取ってもらえたんですよねw

どうすれば東京に行ってももっと、注目してもらえるんだろう?
作品に興味持ってくれる層にリーチできるんだろう?

お買い物

とはいえ、ゆったりした空気感だったので、ちょこちょこ自分のブースを抜け出してお買い物もできました。
……京都のときに結構散財してしまったので、控えめな購入になっているんですけどね。

また、最近は参加時に名札を付けるようにしているためか、買いに言った先で「文フリのカテゴリーを塗り分けている読酌文庫の人だ」と気づいてもらう率も高くなっていますw
お役に立てれば幸いです。

それでもまだ、認知度は限定的かなーと感じているので、精進しないとですね。

印象に残った出来事

出店者入場の時間帯に設営をしていたところ、大阪や京都で顔なじみになった北裕実さんや

noteでコメントを下さっていた枝浬菰さんがご挨拶に来て下さいました。

……何だかお構いできずにスミマセン。

また、都合により早期撤収されたゆにおさんが購入に来て下さったのですが……

なんと、光栄なことにレポートでも紹介いただいております!
こちらもお構いできず、スミマセン……

それから、水龍のリュックが素敵なすづかさんがいらしてくださり

ご自身もお酒関係の本を作っておられるとかで、Xで相互フォローになりました。

あと、食べもの系の作品を色々出されていて、かねてより気になっていたうめおかかさん

ニ(2月)ク(9日)の日にちなんだ新刊を買わせていただいたのですが、うめおかかさんにも短編集を購入いただきました。

それから、稲麻竹葦の芦原瑞祥さんにも短編集を購入&猿川西瓜さんには会場巡回中(スタッフされてるので)にご訪問いただきました。

お疲れ様です。次回配本も心待ちにしております。

お隣配置だった竜都書房さんは、ダイレクトパブリッシングで本を作られているとのこと。

そして、生成AIを使ったイラストにタイトルを付けた、架空の小説表紙をポストカードにして配布されていたのが印象的でした。
タイトルありきでAIにイラストを作らせようとすると、思い通りに行かないことが多いので、生成されたイラストにタイトルを付けるんだとか……

生成AI活用の是非は色々ありますが、使いこなすにもコツがいるんだなと思いましたね。

ひとり反省会?打ち上げは駅周辺で

撤収もスムーズに済んだので、帰りの新幹線は19時前の時間帯で指定席を購入し、残りの時間で広島グルメとお土産購入に回りました。
広島駅のなかも色々な飲食店が入っていて、目移りしましたね。

いちおう、事前に目星を付けていたところでビールをしばき……

牡蠣と広島らしいお料理、地酒を軽くいただいて……

牡蠣めしのお弁当を新幹線の中で食べて〆にしました。

お土産も広島らしいものを買って帰ったので、今度の週末にでも配るとしましょう。

エゴサや買った本タグをみながら思うこと

しょぼくれるような結果ではないんだけれど、自分としてはまだまだ、もっと上に行きたい願望があると感じています。
いや、別に、壁サーになりたいわけじゃないんだけれど……
遠征費用をもまかなえる売上がほしいなんて言わないんだけど……

でも、まだ、上を目指せるんじゃないかな?
まだ認知されていないだけで、私の書くものを好んでくれる人はいるんじゃないかな?

うぬぼれかもしれませんが、そんなことを思い、期待してしまうんです。
(その期待が、東京に行くと鋭利な刃物となって突き刺さるのですがw)

作品を良かったと言って下さる方がいて、ハマったらまとめ買いしてもらえることもある。
それって、結構すごいのではと思うんですよ。

……でも、周りを見れば、もっともっともっともっと……たくさん頒布している人もいるわけで。

上を見上げたらキリがないかもしれないけれど、こんなに良い反応をいただけているのなら、私ももっともっと行けるんじゃないの? なんて思ってしまうw

それと「#文学フリマで買った本」のタグを見ていると、このラインナップなら、私の作品も入れるんじゃないかな? って購入傾向の方を見かけることもあるんです。
でも現状、そこに私の作品はないんですよね……

作品や文章のレベルが違いすぎて、選外だったんでしょうか?
確かに同じ作品傾向の方でも、私よりずっとずっと、奥深い・味わい深いお話を書かれている方もいますし……

でも、もし、選外ではなく、気づいてもらえていなかっただけであれば……チャンスはあるのかなー、なんて考えてしまう。
だからもっと有効な告知を打っていかないとだし、いつか目に留まるよう、活動を続けないと思う

今後の読酌文庫の予定

文学フリマへの参加予定としては、9月の文学フリマ大阪、10月の文学フリマ福岡を考えております。

大阪は近隣だし、インテックスに会場を移しての初開催だし、張り切って行きたいですね!
新刊も出せるよう頑張ります!

2025年の下半期より、読酌文庫は恋愛テーマの作品展開が続く予定です。
「読酌文庫、恋に酔う?」みたいな、藤の花を添えたキャッチフレーズを入れてもいいかもしれません。
(藤の花言葉が「恋に酔う」なので)

本当は8月の文学フリマ香川にも申し込もうと考えていたのですが……出店受付開始と同時に、瞬く間に先着枠が埋まり、今年も抽選必須なようで見送ることとしました。
いつか、抽選の激化が落ち着いたときにでもアタックできたらなー……と思います。

代わりというわけではありませんが、10月の文学フリマ福岡にはアタックしてみようと思います!
福岡はかつて、赤ブーさんのイベントで遠征した経験があるのですが、文学フリマでの遠征は初です。
福岡も美味しいものが色々あるので楽しみたいですね!

文学フリマ以外のイベントでは、地元や近隣地域開催の一箱古本市や自主制作本も頒布できる古書市、関西コミティアなどへの参加を予定。

一応、5月の関西コミティアは参加したいのですが……制作状況を考えると、秋まで待ったほうがよいかも? と、迷いが出ています
でも、1月は参加していなかったし、不参加が続くと忘れられてしまうかなー……なんて?

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