【ネタバレ感想】琥珀の夢で酔いましょう5巻

5巻では、これまで見えてこなかった隆一の過去の様子が明らかに。白熊メンバーに修道も加わって、大所帯になってきます。

前巻では奈良醸造の見学をしていましたが、今回は京都の西陣麦酒を見学し、多様性についても考えさせられます。

七菜の会社で進行中の、クラフトビール企画も少しずつ進展し、仲間たちの交流も増えるのでした。

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第21話 恋はビール、タップ、サービング

共通のゲームがきっかけで知り合った社会人と大学生の男2人組が、ゲームで遊ぶだけでなく何か……ということで白熊へやってきます。

社会人らしく先輩風吹かせてクラフトビール専門店に誘ったものの、メニューを見ても何が何やらというところで、隆一がアシスト。
また、白熊では知愛がサーブデビューするとのことで、タップからの注ぎ方も描かれました。

この時の男性客2人もマイノリティ要素があり、後々再登場もするんですよね……

ねこにひき(伊勢角屋麦酒/三重)ニューイングランドIPA

ジューシーさを感じ、苦みの中にも甘味がある味。

West Coast IPA(グリーンフラッシュブリューイング/アメリカ・カリフォルニア州)ウエストコーストIPA

南国っぽい風味で、あとから味や香りの変化も感じられるクラフトビール。
苦みはしっかりあるものの、舌に残らないキレの良さもある味わいです。

一期一会(京都醸造/京都)セゾン

知愛のサーブデビューとして注ぐことになった一杯。
京都醸造さんのクラフトビールは以前にも出てましたね。

第22話 Life Gose On

何やら意味ありげな女性が白熊にやってくるところから始まります!
営業開始前だというのに堂々と入ってきた女性は、隆一の知り合いのようで……彼の意外な人間関係が明かされる展開に……

まさかまさか、隆一の過去にそんなエピソードがあるとは驚きです!

一方、七菜は恋愛に興味がなく、男性といるだけであれこれ言われるのも面倒に感じていると語ります。

Salt & Pepper(Brekeriet/スウェーデン)ゴーゼ

乳酸発酵が特徴の、酸味がきいたゴーゼタイプ。
漬物やカプレーゼとも合うようで、名前の通りしょっぱさとスパイシーな風味がアクセントになっています。

第23話 世界を乾杯させておくれよ

会社で進めているクラフトビール企画のグッズ製作に悩む七菜。
だったら、白熊のみんなに相談してみようということになり、いつものように集まるのですが、なんだか仕事のことにつき合わせている状況への後ろめたさも感じてしまいます……

そんな気持ちを取り払うように、今日も楽しくクラフトビールを飲む一堂。

そして仲間たちと飲む中で、イベントにふさわしいグッズ案がまとまっていきます。

Ambrax(VERTERE/東京)ブルーベリーサワー

缶のデザインもビールの色もオシャレな一杯。
珍しい紫ピンク系のカラーで、酸味が美味しく、ヨーグルトとも相性良し。

Starwatcher(West Coast Brewing/静岡)ウエストコーストIPA

インパクトあるキャラクターがデザインされた缶のクラフトビール。
夏を感じさせる爽快な味で、クリアなカラーです。

NIGHT WATCH PROJECT Hotcake Hazy IPA(Far Yeast Brewing/山梨)

ホットケーキ? パンケーキ? のパッケージがユニーク。
香りは甘く、最初の印象と飲み終わったあとの後味にギャップがあるのが面白いですね。

第24話 夏の黄金日

一緒にイベントをやったりお出かけしたりと、推しの女優MAKOTOこと慎との関係を育む七菜ですが、彼女の誕生日を祝って良い立場なのかと、ここに来て悩みはじめます。
いちファンに過ぎない自分がお祝いメッセージを送っても、ほかにも関係者からメッセージが来るだろうから迷惑なのではと考えすぎてしまい……

しかし、慎の誕生日から2日後となる七菜の誕生日当日、彼女からお祝いメッセージが届き驚愕することに。

いやいや、そろそろ気付こうよ!
どう考えても慎が七菜に向けてくれてる好意は、ファンサービスのそれを超えてるんだよ!
きっと仲良くしたいはずなんだよ!
……ってもどかしくなってきますね……

宇宙SENSEI(うちゅうブルーイング/山梨)

推しから誕生日を祝われるというまさかの事態に戸惑う七菜が、ひとまず落ち着こうと思って手にした買い置きレアビール。
優しい口当たりでするする飲め、後味は爽やかな苦みあり。

第25話 ビールは機会均等

今回は修道と鉄雄のコンビでの取材。
鉄雄は雑誌記事のための取材、桂木はクラフトビールイベントの準備として意見を聞くため、西陣麦酒を訪問します。

ここでは障害者就労の場としてビール造りをしており、見えないものとされてしまう存在について考えることに。
そして、西陣麦酒のタップルームは、さまざまな人が交流できる場であると気付かされます。

柚子無碍(西陣麦酒/京都)アメリカンIPA

以前、商店街のビールイベントに白熊メンバーで遊びに行ったときにも登場した香り爽やかなビール。

琥珀の夢で酔いましょう5巻全体の感想

隆一の意外な人間関係が判明して驚かされ、クラフトビール造りでの障害者雇用がクローズアップされ、イベントに向けた準備も進んできました!
メチャクチャ大きな展開があるわけではないけれど、ビッグイベントに向けた準備期間が描かれた感じです。

そして七菜と慎の関係よ。
慎は七菜と普通に交流したいんだと思うんだけど、七菜はそれが現実として受け止められないというか、自分はファンの一人でしかないからって意識からなかなか抜けられない感じなんですよね……
その辺がちょっともどかしいような。

これまでにもお酒の場でありがちな問題やマイノリティに関する問いかけのような内容もあったのですが、少しずつその要素が増えてきた印象もあります。
でも、説教臭くないというか、クラフトビールという一つの交流ツールがあって、それを楽しむうえではみんな対等っていうスタンスがしっかりしてるから、素直にストーリーとして読めるのが奥深いです。

6巻ではいよいよイベントの展開も描かれるので楽しみですね。

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