読酌文庫も楽天銀行で個人ビジネス口座を開設した

現在、用途ごとにいくつかの銀行口座を使い分けているのですが、副業でライター業をはじめたのをきっかけに、楽天銀行の口座も使うようになりました。

というのも、ランサーズでの報酬を出金するには、所定の手数料が発生するけれど、楽天銀行なら手数料がお安い。だったら、少しでも節約するために楽天銀行使わなきゃ! ということで、個人口座を開設し、以来ライター業関連の報酬受け取りや経費出金用に使っていました。

ただ、個人口座でビジネス目的の使用をしていると、口座凍結される恐れがあるとのこと。これはイカンなということで、個人ビジネス口座も開設することにしました。

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個人事業主さん要注意!楽天銀行の個人口座はビジネスNG

楽天銀行の口座取引規定(個人向け)において、「第1総則 1.楽天銀行口座取引」では次のような記述があります。

楽天銀行口座取引規定(個人向け)
第1 総則
1.(楽天銀行口座取引)
<略>
(2)普通預金については、単独で利用することができます。定期預金の単独での利用はできません。なお、普通預金は一人一口座での取引とさせていただきます。また、楽天銀行口座は個人事業目的での利用はできません。個人事業目的での口座の利用をご希望の場合、個人ビジネス口座を開設のうえ利用してください。

楽天銀行口座取引規定より

個人事業目的で使うなら、個人ビジネス口座があるから、そっちを使ってね……ってことです。また、ビジネス口座では、口座名義に屋号を入れられるほか、大量振り込み機能や振込手数料・上限額の優遇といったメリットが。

そして、個人口座への入金件数が多かったり、金額の大きな入出金歴があると口座凍結されて……といった事案が2015年頃、ポコポコあったようです。具体的に何件・いくらがボーダーなのかはわからないところですが、やはりビジネス目的と個人用とは分けてねってことなんだろうなと……。

なぜ個人口座をビジネス的に使ってはだめなのか?

なぜビジネス利用がダメってことになってるのか……明確な答えは見つからなかったのですが、不正なお金の流れがないように……ってことなのかなと推測。(あくまでも個人的見解です)

まとまったお金が毎月動いていて、取引件数も多いとなれば、それは個人の生活用というよりはビジネスって感じのお金の動きですよね。
でもビジネス口座を使わず個人の口座で取引して……
しかも複数人で分散してやってて……
とかだと、一つ一つはたいしたことなくても、実は事業規模の組織になってて、本来事業として納めるべき税金を見つけられないようにしている……といったこともあるのではないかと。

だから開業している事実確認ができる資料を提出したうえで開設できるビジネス口座のみ、ビジネス目的の利用可とすることで、不適切な使われ方を阻止しているのかな……? というのが個人的な意見です。うまく説明できないのですけどね。

読酌文庫もビジネス口座を作ってみた

今はまだ、月の取引件数も数えられる範囲ではあるのですが、突然

「ビジネス目的で使ってるんですか!? 問題ないかどうかちょっとチェックしますねっ!!!」

って、いきなり口座凍結されてしまうとやっかいなので、ビジネス口座を開設することにしました。

個人口座開設→ビジネス口座開設という手順

楽天銀行で個人事業主向けのビジネス口座を開設するには、まず個人口座を開設しているのが前提条件。個人口座を持っていない人は、まず個人口座を作るところからスタートです。

すでに開設している人は、個人口座でログインして手続きをすすめます。

画面をスクロールしていった、下の方のサービス一覧に「個人ビジネス口座開設」というメニューがあるので、そこから手続き!

書留で書類が届く

私の場合は、手続き開始から1週間もしないうちに書類が届きました。どうやら開設の申請は問題なかったようで、開業の事実が確認できる書類を送るようにとの案内と、返信用封筒が送られてきました。

確認資料としては

  • 個人事業開業届(受付印のあるもの)のコピー
  • 個人事業開始申告書(受付印のあるもの)のコピー
  • 称号登記謄本(現在全部事項証明書または履歴事項全部証明書)の原本(発行から6か月以内)

この3つのうちいずれか1つをとのこと。それから、提出書類には案内に記載された登録番号を記入するようにと注意書きがありました。

私はとりあえず、税務署の受付印が押されて返ってきた開業届のコピーを添付しました。

書類の返送は早めに

申込から確認書類の返送までに時間が空いてしまうと、申込自体を取り消されるようなので注意です。スピーディーに対応しましょう

ビジネス口座開設の準備ができたとメールが届く

書類返送から1週間もしないうちに、開設準備完了を知らせるメールが届きました。あとはメール案内の内容にしたがって、個人口座にログインし、手続きを完了させます。

個人口座にログインして、個人ビジネス口座の仮ログインパスワードを取得してから、ビジネス口座にログイン……という流れになるのですが、このときビジネス口座への最初のログイン時はIには「ビジネス口座の支店番号と口座番号を合わせた数字」を使うことになります。

そして、正式なログインIDやパスワード、暗証番号、ワンタイムパスワードの送付先メールアドレス、秘密の合言葉などを設定すれば開設完了です!

屋号は入れる?入れない?

ビジネス用の口座だと、屋号が入れられるんですよね……入れるべきか否か……人それぞれだと思います。

私は入れることにしたので、ビジネス口座では「読酌文庫+本名」という口座名義になりました。

ちなみに、屋号を使っていない・口座名義に入れたくないという場合、屋号を「.(ピリオド)」にしておくとよいそうです。開設後は「.」なしの名前だけが表記されるとのこと。

屋号の付いたビジネス口座を持って気持ちが引き締まる!?

なんとなく屋号付きの口座があるというだけで、事業主やってる感が高まりますね。開業届を出した日もそうでしたが。

現状、楽天銀行の個人口座にはコツコツと副業時代から貯めてある収入が50万ほど入っています。これからはビジネス口座のほうに報酬を入れるように移行させていって……という予定です。

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