副業Webライターは不利だけれど諦めたくなかった私が考えたこと
色々思うことあって、会社勤めではない生き方を模索し、現在は在宅ライターになっている田貫朔子です。
そんな私はかつて、平日の日中は会社勤め、退勤後と休日にクラウドソーシングなどで副業Webライターをしていました。
(現在もその頃からお付き合いのあるクライアントのお仕事をいただいたりもしています)
その頃はというと、ぼちぼち頑張ってはいたものの、副業収入の状態としては、まだまだ……会社を辞めて生きていくには、不安が残る状態でした。
だからもう少し稼げるようになりたい。
単価の高い案件を取りたい。
しかし現実は甘くなく……
副業Webライターって、不利な要素が多いなぁ、とも感じていました。
広告副業Webライターは稼げるようになるまで時間がかかってしまう
お小遣い稼ぎでも、副業でも本業でも、Webライターは誰でも始めやすい魅力的な仕事。
それゆえに、案件の単価もライターの質もピンキリです。
初心者をカモる地雷案件があったり、悪質なクライアントがいたりもします。
だから、コンスタントに稼げるWebライターになるには、相応の努力が要るのだろうなというのが、副業Webライターをやってて感じた部分です。
(ただしこのあたりは、結構個人差もあるかな~…と思ったりもします)
簡単なアンケート回答で報酬がもらえるものもあるのですが、それでは収入として微妙でしょう。
(空き時間の暇つぶしにするならアリだけど……)
Webライターは誰でも始められるけれど、誰でもできる(書ける)内容では稼げないんですよね。
しっかりとリサーチして、分かりやすい文章にまとめる。
実体験を交えて、共感してもらえる書き方をする。
ライターとして採用してもらえる実績を積む。
稼げるようになるには、こういった努力や工夫は不可欠なんです。
副業Webライターが不利だと感じた3つの理由
稼げるWebライターになるには、それなりに積み上げる努力が必要。
もちろん既に何らかの書く仕事で実績を持っていれば、それを武器に売り込むことも可能でしょう。
ですが、それはみんなが持っているわけではない。
ライティング技術を上げ、高い案件をとれるようになるには、それなりに時間も労力もかかってしまう。
だから副業でやっているのだと、色々不利に感じる部分があるんです。
本業をおろそかには出来ない
副業Webライターである以上、当然本業があるでしょう。
そして本業と副業の収入を比べれば、当然ながら本業>副業となるはず。
(いきなり本業以上に副業で稼げる人は稀)
なので、副業に一生懸命になるあまり、主な収入源である本業がガタガタになっては意味がないですね。
だからどうしても副業に取り組める時間は限られてしまう。
時間が限られると、経験を積むチャンスも減ってしまう。
とはいえ、いきなり本業を切るわけにはいきません。
いつかは副業をメインの仕事にと考えていたとしても、副業である程度稼げるようになるまでは本業の収入は重要です。
よって、副業Webライターは本業をきちんとこなしたうえで、ライティングに取り組むことになります。
しかしその場合、体力・気力は足りるでしょうか?
また時間的な余裕は?
仕事が終わって一息つきたい時でも、副業の締め切りを考えて作業をしないといけない。
正直、時々しんどく感じてしまいます。
稼げるようになるまで続けられないまま、挫折する人が多いのも納得です。
副業に使える時間は限られてしまう
先の項目でも少し触れましたが、本業を優先する以上、副業に使える時間は制限されます。
さらに本業でアクシデントが起きれば、副業に使える時間が減ってもおかしくありません。
報酬の高い急ぎの案件は、時間が限られる副業Webライターでは受けられない場合がほとんどです。
実績を作りたくても、なかなか思うようにいかないジレンマも感じ、挫折に繋がりやすいでしょう。
クライアントも多くの案件に素早く対応してくれるWebライターを求めている
副業Webライターを5人採用するより、その5人分のライティングを引き受けてくれる1人のWebライターを求めるクライアントは多いです。
打ち合わせや指示出しをする相手が増えるほど、クライアント側の負担も増えるから、当然ですね。
また本業の仕事をしている間は、連絡が取りにくいというのも副業Webライターの弱み。
打ち合わせのメッセージ往復に時間がかかってしまうと、依頼できる仕事量も減ってしまう。
だったら、レスポンシブルな反応をしてくれるWebライターの方が依頼しやすい。
本業がある以上、仕方がないのですが副業Webライターの辛いところです。
専業よりも不利な副業Webライターに強みはあるの?
さて、ここまで副業Webライターは不利だ、という話をしてきました。
では逆に強みはあるのでしょうか?
副業Webライターのメリットはないのでしょうか?
自分なりに考えてみました。
本業で所属している業界・業種・職種の最新情報が手に入りやすい
本業で関わっている分野の話なら、常日頃から新しい情報が得やすく、専門的な内容も書けるでしょう。
踏み込んだ内容を書ければ、十分な売り込み材料になります。
記事を書く際にも「○○業界で働く筆者が教える」「××歴△年のライター推薦」といったタイトルや見出しだと、信用度が高まるもの。
いずれ辞めるつもりでいる仕事であったとしても、上手く使えれば副業ライターの武器になるでしょう。
ただし機密情報の漏洩は厳禁です。
社外秘となる情報を記事に使ってしまうと、最悪の場合、会社から懲戒処分を受けることも……
不名誉ですし、信用に傷をつけることはしたくないですね。
本業があるのでライター業はいつでも辞められる
諸刃の剣となりうる考え方かもしれませんが、副業Webライターはいつでも辞められます。
辞めるまでいかなくても、ちょっとお休みしたいなと思ったら、副業を休んでも問題ありません。
専業Webライターであるなら、毎月一定以上のライティング収入がないと不安になりますが、副業Webライターは本業があるのでライティング収入が減っても気が楽でしょう。
Webライターとして稼げない自分に対し、深刻になりすぎずに済みます。
副業としてWebライターをやるなかで、自分には不向きであると感じたなら、違う副業に方向転換してもOK。
気楽に構えられる部分は、副業Webライターの強みとも言えます。
どんな副業Webライターになりたいのかを考える
さて、ライティングに使える時間が限られ、実績が作りにくく、挫折する人も多い副業Webライター。
どうすればモチベーションを維持し、結果を出せるようになるのでしょうか?
個人的な考えなのですが、副業Webライターが成功するには、ライティングで何を目指したいのかを明確にして取り組むのがポイントだと思っています。
ライティングで何を目指したいのかと聞かれたとき……
- 月に1万円程度のお小遣い稼ぎがしたい
- 毎月数万円の副業収入にしたい
- いずれは副業を本業にしたい
- 副業ではなく複業の一つにしたい
この4つの回答では、それぞれにライター業へのスタンスも違い、目指す収入目標も変わってきます。
ゆえにアプローチの仕方や心構えも違う。
目標がはっきりしないまま、やみくもに頑張れと言われても続かないでしょう。
だからどんなWebライターを目指すのか具体的にし、そのために必要な手段を考える。
必要な努力を見極める(不要な努力は消耗するだけの徒労)。
勝利条件の分からない戦いは、泥沼でしかない。
逆に目標がはっきりしていれば、ステップアップ計画も立てやすい。
たとえ時間がかかっても、確実な一歩が積み上げられれば、成功への実感もわくでしょう。
成果を上げるには目標を明確にするべし
これは副業Webライターに限った話でもないのかもしれませんが、成果を上げるにはそれに必要な道筋をはっきりさせた方が効果的ですよね。
時間の融通が利かない副業Webライターが、限られた中で成果を出すには、目標を明確にしてやるべきことを効率よく行うのが重要だと思います。
会社に勤めない働き方になった現在も、これは肝に銘じておきたい事柄です。
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