FP技能試験3級で間違えた問題【実技問題編】

学科試験での間違い箇所は、前回・前々回に取り上げてます。


FP3級実技試験で間違えたところ

実技問題も解答は3つの選択肢から選ぶ形式。
計算して答えを出すものも結構ありましたが、あまり複雑なものはなかったので、電卓がなくてもなんとかなりそうかな、という印象でした。
でもやっぱり計算ミスとか、サクサク解いて試験問題をすすめるには、電卓があったほうが安心でしょうね。
つまんない計算ミスで得点落とすとか、残念すぎますし。

自己採点では20問中14問正解。
あまり実技試験の問題をやる時間がなかった割にしては、よくできた方でしょうか……?
まぁ、基本的に学科試験の内容が頭に入っていれば、それを使って計算したり、適切なものを選んだり、という感じなので……そんなに難しく感じませんでした。

なお問題文の掲載にあたっては所定の手続きのうえ、FP協会より利用許諾を得ています。
【許諾番号】2102F000074

延べ面積最高限度について

建築基準法に従い、下記<資料>の土地に建築物を建築する場合の延べ面積(床面積の合計)の最高限度として、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については一切考慮しないこととする。

2021年1月実施 ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級実技試験
<資料>イメージ

<資料>としては、こんな感じの図がありまして、下記条件が併記されてました。

  • 近隣商業地域
  • 指定建ぺい率 60%
  • 指定容積率 400%
  • 前面道路の幅員に対する法定乗数 6/10

これをどう間違えたかというと、土地の面積が600㎡で、指定容積率が400%だから、掛け算して2,400㎡と答えてしまったのです。

正解は「2,160㎡」

前面道路の幅員が12m未満の際、容積率に制限がかかる、というのを見落としてましてね。
幅員6m×6/10=360%
この数値と指定容積率400%を比較して小さい方が最大延床面積。
よって600㎡×360%=2,160㎡、が正解です。

公的な土地評価に関する語句の組み合わせ

公的な土地評価に関する下表の空欄(ア)~(ウ)に当てはまる語句として、誤っているものはどれか。

2021年1月実施 ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級実技試験
価格の種類( ア )相続税路線価固定資産税評価額
所管国土交通省国税庁( ウ )
評価時点毎年1月1日( イ )原則として基準年度の
前年1月1日
実施目的取引の指標など相続税、贈与税等の
財産評価の基礎
固定資産税や登録免許税等の課税標準の基礎

選択肢は「1、(ア)基準地標準価格」「2、(イ)毎年1月1日」「3、(ウ)市町村(東京23区は東京都)」
この3つから「2」を選んで不正解。

相続路線価の評価時点って、4月じゃなかったっけ? って、勘違いで「2」が誤りと判定してしまいました

国土交通省が、毎年1月1日時点での評価として発表する、土地取引の指標などに使われる価格は「公示価格(公示地価)」なので「1、(ア)基準地標準価格」が誤り

「基準値標準価格」は、都道府県が毎年7月1日時点の評価を基準に発表します。

建物付きの土地を購入するときの購入金額計算

米田さんは、下記<資料>の物件の購入を検討している。この物件の購入金額(消費税を含んだ金額)として正しいものはどれか。なお、<資料>に記載されている金額は消費税を除いた金額であり、消費税率は10%として計算すること。また、売買に係る諸経費については一切考慮しないものとする。

2021年1月実施 ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級実技試験
<資料>イメージ

土地が3,000万円で建物が2,500万円。合わせて5,500万円に消費税をかけて6,050万円!
……って、自信たっぷりに間違えました😫

土地には、消費税が、かからないんです!!!

だから消費税がかかるのは、建物部分の2,500万円に対してのみ
この取引においての税込購入金額は5,750万円が正解なのでした。

不動産会社などにお勤めの方からしたら、ジョーシキ問題なんだろうなぁ……などと思いながら。

自動車保険の補償対象にならないものは?

西山聡さんが契約している自動車保険の主な内容は、下記<資料>のとおりである。<資料>に基づく次の記述のうち、自動車保険による補償の対象とならないものはどれか。なお、いずれも保険期間中に発生したものであり、運転者は聡さんである。また、記載のない事項については一切考慮しないこととする。

2021年1月実施 ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級実技試験
保険種類自動車保険
保険期間1年
保険契約者西山 聡
記名被保険者西山 聡
対人賠償無制限
対物賠償無制限(免責金額なし)
車両保険一般条件 180万円
<資料>

選択肢は
1,被保険自動車を運転中に、横断歩道の歩行者に接触し、ケガを負わせた場合の損害賠償。
2,被保険自動車を運転中に、単独事故を起こし、車体が損傷した場合の修理費用。
3,被保険自動車を駐車場に駐車する際に、誘導中の妻に誤って車が接触し、ケガを負わせた場合の治療費用。

この中で「1」は対人賠償保険に入ってるから保証されるので、選択肢から消しました。
そして「3」の妻の怪我についても、対人賠償でいけるんじゃ……? と判断してしまい、「2」を選択。

これが間違いなんですよね。

対人賠償は、家族以外の他人を死傷させた場合のもの
被保険者や家族への保証が欲しいなら「人身傷害補償保険」に入らなければなりません。
しかし条件を見るに、聡さんは「人身傷害補償保険」には入っていない様子。

また単独事故における車両の修理については、「車両保険」に入っているので、保証されます

よって保険の対象にならないのは「3」ということになります。

退職所得の控除について

会社員の室井さんは、2020年中に勤務先を定年退職した。室井さんの退職に係るデータが下記<資料>のとおりである場合、室井さんの所得税に係る退職所得の金額として、正しいものはどれか。なお、室井さんは役員であったことはなく、退職は障害者になったことに起因するものではない。また、前年以前に受け取った退職金はないものとする。

2021年1月実施 ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級実技試験

室井さんの退職時に係るデータ
支給された退職一時金:4,500万円
勤続年数:38年

勤続年数退職所得控除額
20年以下40万円×勤続年数(80万円に満たない場合には、80万円)
20年超800万円+70万円×(勤続年数-20年)
<資料>

室井さんは勤続年数38年だから、20年超バージョンの退職所得控除を適用!
800万円+70万円×(38年-20年)=2,060万円が控除額です。

そして退職一時金は4,500万円。
控除額を引けば2,440万円! これが退職所得として課税される分! ……と回答してしまったのですが大間違い!

退職所得の課税対象額は、収入から控除を引いたものを1/2にしないといけないので……
正解は1,220万円なんですね。

医療費控除できるもの・できないもの

長岡さんが2020年中に支払った医療費等が下記<資料>のとおりである場合、長岡さんの2020年分の所得税の確定申告における医療費控除の金額として、正しいものはどれか。なお、長岡さんの2020年分の所得は給与所得600万円のみであり、支払った医療費等はすべて長岡さんおよび生計を一にする妻のために支払ったもので、保険金などで補てんされたものはない。また、医療費控除の金額が最も大きくなるよう計算すること。

2021年1月実施 ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級実技試験

<資料>

  • 風を予防するために薬局で購入したビタミン剤の購入金額 25,000円
  • 骨折の治療のため整形外科へ支払った入院代 170,000円
  • 整形外科へ自家用車で通院するために要した駐車場代 8,000円

駐車場台は医療費控除に入れられなかった気がするから、それ以外の分を合計して195,000円
保険料による補てんはないので、195,000円-100,000円=95,000円が控除になるかな? と思ってしまったのですが……正解は「70,000円」

ビタミン剤も医療控除には入れられないのです。
医薬品は対象になるんですけどね。

実技試験で間違えたのは以上の6問

振り返ると、土地関係の問題で不正解が多かったですね。
それから税金関係の問題で、控除額・課税対象額の求め方も、あやふやな部分が多く……試験のときには確実に答えられるよう、しっかり覚えておかないと、と思いました。

全3回に分けて記事にしましたが、以上が私がFP3級を受けた際に間違えた問題となります。

人によっては、もっと他の分野が苦手だったり、私が間違えた問題なんてお茶の子さいさいだったり……色々なんでしょうな。

更に深い内容を問われる、2級受検に向けて、しっかり学習しておきたいですね。