FP技能試験3級で間違えた問題【学科・正誤問題編】
2021年1月のFP(ファイナンシャルプランニング)技能試験3級に挑戦し、自己採点の結果合格見込みとなりました。
めでたいのですが、学科試験60問中45問正解、実技試験20問中14問正解、という成績。
改めて見ると、落とした問題も結構あるんですよね。
悔しいなぁ……どうせならもっといい点数で合格したかった(´・ω・`)
そんなわけで間違えた問題の振り返りを、3回に分けて行います。
FP3級学科試験、〇×問題で間違えたところ
FP3級の学科試験は全60問出題され、前半の30問は〇×の選択、後半の30問は3つの選択肢から選ぶ、という形式でした。
その中で、前半の〇×では6問不正解でした😫
なお問題文の掲載にあたっては所定の手続きのうえ、FP協会より利用許諾を得ています。
【許諾番号】2102F000074
確定拠出年金を一時金で受け取ったら、一時所得として課税対象?
確定拠出年金の個人型年金の老齢給付金を一時金で受け取った場合、当該老齢給付金は、一時所得として所得税の課税対象となる。
2021年1月実施 ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級学科試験
この問題、「一時金」やから「一時所得」で課税じゃね?
……って思っちゃったんですよね😅
一時所得は、懸賞金としてGetしたお金だとか、保険が満期になってもらえたヤツとか、保険を解約した返戻金とかが当てはまるもの。
この問題にある老齢給付金は「一時金」で受け取るので「退職所得」の扱いになるんですね。
ちなみに「年金」として受け取るのであれば「雑所得」になります。
課税対象なのはあってますが、どの所得にあたるのか……これが結構ややこしい😫
住居用の火災保険は地震・噴火・津波の損害は補償されない?
居住用建物および家財を対象とした火災保険では、地震もしくは噴火またはこれらによる津波を原因とする損害は、補償の対象とならない。
2021年1月実施 ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級学科試験
えーっと、えーっと、×かな?
……って考えてしまいました😫
地震や噴火、津波の被害を保証してもらうには、「地震保険」に加入しましょう。
なお「地震保険」は「火災保険」の特約として加入するので、「地震保険」だけの加入はできません。
地震保険の保険料は5万円を上限に年間保険料の1/2相当が控除対象になる?
所得税において、個人が支払う地震保険の保険料は、5万円を限度として年間支払保険料の2分の1相当額が地震保険料控除の対象となる。
2021年1月実施 ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級学科試験
さっぱりわからなくて、とりあえず〇にしたら不正解でした。
地震保険の所得控除は5万円が上限額ですが、全額が控除対象。
つまり5万円以内の保険料ならばまるまる所得税の控除になるということ。
年額の1/2が控除になるのは住民税の話。こちらは25,000円が上限額です。
混乱しますね……。
退職手当を受けるまでに申告書を提出すると、20.42%の所得税・復興特別所得税が源泉徴収される?
退職手当等の支払いを受ける個人がその支払いを受ける時までに「退職所得の受給に関する申告書」を提出した場合、その支払われる退職手当等の金額に20.42%の税率を乗じた金額に相当する所得税及び復興特別所得税が源泉徴収される。
2021年1月実施 ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級学科試験
これもよくわからなくなってしまって、〇にしたら不正解。
「退職所得の受給に関する申告書」を提出すると、退職所得控除が適用されます。
これは一律の税率ではなくて、勤続年数を加味して算出されるもの。
だから×にしないといけない問題でした。
なお「退職所得の受給に関する申告書」を提出しなかった場合、控除が適用されず、通常の所得税が課税されます。
不動産所得のみの青色申告者は規模にかかわらず最高65万円の控除が適用される?
不動産所得のみを有する青色申告者は、その事業の規模にかかわらず、最高65万円の青色申告特別控除の適用を受けることができる。
2021年1月実施 ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級学科試験
青色申告のMax控除は65万やろ! ……って、勢いよく〇にしたら不正解😔
不動産所得で青色申告特別控除を受けるには、「事業規模の不動産所得」を得てないとダメなんですね。
ここで言う「事業規模」というのも、戸建て住戸だったら5棟以上、集合住宅とかだと10室以上を貸付できる状態と、明確に決まっています。
住宅取得等資金の贈与は相続時精算課税と併用可能?
「直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課税」は、相続時精算課税と併用して適用を受けることができる。
2021年1月実施 ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級学科試験
相続系の問題、ちょっと学習しきれてない部分もあって、弱点だったんですよね……
わからなくて×にしたら、不正解でした……
ここで言われている「直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課税」は、「暦年課税の基礎控除」か「相続時精算課税」のどちらかとなら併用できるんです。
併用できないのは「暦年課税の基礎控除」と「相続時精算課税」
住宅取得時に考えたい税金対策ですね。
正誤問題で間違えたのは以上の6問
○×問題なので、極端に言えば1/2で正解できる問題ですが、ややこしいなー/覚えきれないなー……と感じていたところで、足元をすくわれた感じがします。
特に税金の分野とかは……こんがらがってしまって😓
2級の学習をすすめるときも、このあたりは重点的に覚えられるようにしたいですね。
学科試験後半の三択問題についてはこちらに……
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